Keyscape : Spectrasonics が放つ4番目のバーチャルインストゥルメントは超絶リアル鍵盤モノ

投稿日: カテゴリー: RECORDING

Keyscape

Eric Persing が設立した Spectrasonics が設立22年目にして4番目となるバーチャルインストゥルメントを発表した。Keyscape 、36種類の鍵盤楽器を収録したキーボード音源である。

今時、ビンテージな鍵盤楽器サンプルをいくら収録しようと、そんなことでは全く話題にならない。正直、「?」と思うのだが、ここは全製品を長い間に渡ってキラーヒットさせている Spectrasonics だ。ただの音源であるはずがないのだ。

36種類の鍵盤楽器 は、グランドやアップライトといった「ピアノ」、Rhodes や Wurlitzer 、CP-70 などの定番から Clavinet 類による「エレクトリックピアノ」、いくつかの「オルガン」と「トイピアノ」から構成される。ピアノは3種、オルガンもハモンドがある訳ではなく、エレクトリックピアノも DX7 系などはない(Eric が関わった Roland D-50 もない)。シンセサイザーも基本ない。実にマニアックなモデルラインナップ。

Keyscape

「職人が丁寧にリストアしました」といった謳い文句からは、Omnisphere や STYLUS RMX をリリースしてきた会社による最新のバーチャルインストゥルメントというより、キーボードの博物館といった感じだ。

紹介ビデオで演奏されるキーボードのリアル感がパない。ぜひヘッドフォンで聴いて欲しい。ベース音源は Trilian があればもう他には必要ない、と思ってるけど、鍵盤系は Keyscape だけあればいいのでは、と思い始めた。リアル感が、リアル感が違うぞ、これ。

Technical Specifications
• Huge library with over 500 “Best-in-class” sounds, 36 Instrument Models and Hybrid “Duo” Patches
• Deeply Multisampled sounds with up to 32-way velocity switching, Round Robins, etc.
• Mechanical Noise, Pedal Noise and Release Noise behavior modeling
• Patches feature authentic circuit modeled amplifiers and effects
• Available as Download (77 GB) or Boxed USB Drives Edition
• Optional “Lite” installation (30 GB) for stage use
• Full Omnisphere® 2 integration

77GB のサンプルインストールに気が遠くなる(ライト版でも 30GB だ)。

Spectrasonics といえば、STEAM Engine という非常にハイクオリティで優秀なサウンドエンジンで有名だ。サンプルのピッチやタイムを変更した際のサウンドクオリティは STYLUS RMX で実証済み。ベース音源の Trilian でもアップライトベースに加え、Music Man / Chapman Stick / Fender Jazz Bass からシンセベースまで多くのサンプルを搭載し、かつそれらを編集したり組み合わせたりして、多彩な音を作ることができる。

Keyscape も STEAM Engine を搭載しており、36種類のキーボードから作られた 450種類のパッチ(音源ソースとは別に)を搭載しているという。紹介ビデオでは強烈なペダルワウをかけたクラビサウンドが紹介されてるが、こういうところに落とすのがまぁ、楽器として分かってらっしゃるというか。

Keyscape は他製品と同じく、プラグインとして提供される。対応フォーマットは VST / AU / AAX 。本家では $399 で 9月12日に発売開始。日本代理店の Media Integration が Keyscpae の商品紹介ページ を開設している。詳しくはこちらをチェックですね。

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