Kindle のカラーモデル、Kindle Colorsoft について。Kindle は Kindle 2 の頃から使っている。つい2年前の 2023年にも Kindle Paperwhite を買ったのだが、スクリーンに傷が入ってしまい、読む時に少し気になる。そんな Kindle にカラーモデルが出た、と。カラー漫画は iPad Air で読んでいるのだが(カラーというより文字の大きさの問題だ)、ほんわりとでも色がつくのは嬉しい。先週、逗子海岸でのんびり Kindle で読書したのだが、これがまた最高だったこともあり、カラーモデルを買おうと思ったところだった。
Kindle Colorsoft
Kindle Colorsoft は7インチカラーディスプレイを搭載したカラー表示に対応した Kindle だ。カラー表示ができる Kindle Paperwhite だと思えば、だいたい合っている。白黒は 300 ppi、カラーは 150 ppi で表示する。白黒 300 ppi というのは Kindle Paperwhite と同じだ。標準モデルとシグニチャーモデルの違いも Paperwhite に似ている。シグニチャーモデルは、ストレージサイズが倍、ワイヤレス充電対応、明るさ自動調整機能が付いている(そしてボディ素材が違う)。
カラー発色が iPad などの液晶ディスプレイ機に比べて、いや、比べられないほど「淡い」のは承知している。カラー漫画は iPad Air で読めばいいのだ。ただ、Kindle Paperwhite でカラー漫画を表示した際の黒つぶれが回避できるだけでも価値がある。
Kindle Colorsoft のレビューをいくつかあたってみる。
整理すると前述の「カラー発色が淡い」、そして「液晶の黄ばみ問題」、「文字がぼやけている」という話題が目についた。ディスプレイの黄ばみは日本発売ロットでは解消されているようだ。残るは「文字がぼやけている」問題。これは気になる。
Kindle Colorsoft の文字ぼやけ問題(仕様・現象)
Kindle Colorsoft を既に購入した人もいるだろうから、結論から書いてしまおう。Kindle Colorsoft でカラー漫画を楽しむつもりなら、この問題は気にしなくていい。また、Kindle Colorsoft がはじめて手にした Kindle だという人もこの問題は気にしなくてもいい。Kindle Colorsoft の視認性に特段、問題を感じてないだろう。現時点で最高のカラー Kindle を楽しく、使い倒そう。
一方で、過去に Kindle を使ってた人なら、表示される文字の違いに既に気がついているはずだ。Kindle Colorsoft の白黒表示は 300 ppi であっても、Paperwhite のそれとは全く異なるものだ。
この問題(問題というより、仕様・現象というべきか)は下記記事に詳しい。

「ぼやけている」「ぼやけていない」、こればかりは自分の目で見てみないと何ともいえないので、実物を確認してきた。
確かに違う。カラーディスプレイは表面にフィルタ膜のようなものがあり、それがわずかにだが虹色に反射しているのだ。これはディスプレイハードウェアの差であって「問題」ではない。
このカラーディスプレイ越しに文字を読むので、白黒文字であっても(高解像度であっても)、輪郭がぼやけてしまう。Kindle の電子インクの高コントラストの「紙に印刷したようなクッキリ文字」とはかなり差がある。電卓のような白黒液晶と液晶ディスプレイの文字表示の違いに近い。
Kindle Paperwhite 12世代を買う
自分は、カラーコンテンツは iPad Air で読む派なので、文字ものは電子インクのハイコントラの Kindle で読みたい。なので、Kindle Paperwhite を買い増すことにした。ちょうど今、セールで安かったのでね。
ということで、4代目の Kindle は Kindle Paperwhite 2024 – 12世代になりました。今度は専用カバーも最初から購入してスクリーンを大切に使います。
コメント