Triumph / Live at the US Festival

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トライアンフ
会社帰りにビックカメラで見つけて即買いした1枚。日本では非常にマイナーで、通好みのロックバンド TRIUMPH のライブビデオ、Live at the US Festival だ。

このビデオのフェスティバル(83年)は、僕が高校生時代にテレビ神奈川の「 SONY MUSIC TV 」という番組で放映されている。当時の僕はハードロック&ヘヴィメタル好きであった。横浜の「そごう」ではこの SONY MUSIC TV の放映予定リストを配布していて、 SCORPIONS のライブが放映されるということで録画したわけだ。この番組で TRIUMPH と出会った。

ライブの前半の TRIUMPH のライブステージを確か3曲くらい放映したと記憶している(Never Surrender、Rock & Roll Machine、Spellbound だったかな)。この演奏が抜群に良かった。ボーカル&ギターのリック・エメットはダブルネックのギターで演奏しており、ヘヴィながらもクリアーなサウンド、プレイもトリッキー、ボーカルも僕好みのハイトーンボイス(ちなみにドラムも歌う)、一発で好きになり、友&愛(レンタルレコード屋ね)に走ったもんだ。このライブでの Never Surrender は僕のベスト10に入ると思う。

リックエメットのギターはどこかマイケルシェンカーに通じるところがあって、「泣き」というか、日本人好みな訳です。小林克也のベストヒット USA(今でもやってるんだね!)で取り上げられたことだってある。でも、いかんせんカナダのロックトリオであり、ベースはむさ苦しく、人気はイマイチだった。演奏も楽曲も素晴らしいが華がない。そんなバンドだ。

でも、あの US Festival の映像が DVD になった訳だから買わないはずがない。しかも輸入版の3千円(アマゾンだと2,198円だ)。迷う価格ではない。しかも無理くりにマルチチャンネル(苦笑)。音質はテレビで放映されたものとは違うマスタリングがされている。観客の歓声の入り方も違うし、低音がしっかりして聴きやすい。テレビはもっと軽めでキラキラしていた。画像はブートレグのビデオよりいいレベル。というか掘り出しテープマスター+低画質エンコードという感じ。ちなみに TRIUMPH については A Night of Triumph Live という87年のライブも発売されている。おそらく、 Follow Your Heart の PV になったライブだろう。これもワンクリックだ。

さてさて、この1983年の US Festival、 Apple Computer の Steve Wozniak がプロデュースしており、このライブビデオでもメンバーを紹介している。高校の当時は彼を全く知らなかった。世界は狭い。そういう意味で Apple ファンにも見逃せない(笑)。

またこのフェスティバル は SCORPIONS にとっても、深い意味をもつフェスティバルとなった。このフェスティバルでのパフォーマンスが非常に好評で、メンバー達も気合いが入り、最高にノッた気分でアルバムのレコーディングに入ることができた。そして翌年発売されたアルバムがミリオンヒットを記録した Love at First Sting となった。メンバーにとっても想い出深いライブだそうだ。と、ちょっとトリビア(笑)。

The Official Music Community of Triumph

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波形研究所 所長

WAVEFORM LAB(ウェーブフォーム・ラボ) は音楽制作、デジタルライフ、イノベーションをテーマとするサイトです。

1997年、伝説の PDA、Apple Newton にフォーカスした Newton@-AtMark- を開設、Newton や Steve Jobs が復帰した激動期の Apple Computer のニュースを伝えるサイトとして 200万アクセスを達成。2001年からサイトをブログ化、2019年よりサイト名を WAVEFORM LAB に改称、気になるネタ&ちょっとつっこんだ解説をモットーにサイトを提供しています。

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コメント

  1. t4e より:

    大学時代にRUSHから入り込んでカナダ繋がりでTRIUMPHも聴いてました。当時は、カナダ、トリオという二つのキーワードにビビッとくるケースが多くカナダのバンドをフォローしてました。(キーボードが面白かったのはSAGAというバンドでしたが…)TRIUMPHはけっこう昔っぽいハードロック(泣きのギター)とこれまたRUSHに通じるハイトーンボイスが気に入ってよく聴いてました。
    なんかカナダって侮れない文化圏だと思ったものです。

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