太陽の塔 内部公開

DESIGNWALK/MEGASTRUCTURE

太陽の塔太陽の塔内アンコール公開」に行ってきました。天気に恵まれて、いやいや感動しました。芸術は爆発でした。というより、昔の人はノリが良かったね。

この「太陽の塔の内部特別公開」ですが、なんで「今年」に「特別公開」なのかさっぱり分からないで行ってきたのですが、日本万国博覧会記念機構が独立行政法人としてスタートしたのがきっかけとか。なので今後は入場料をとって内部を公開するようになるかも。いや、古い建物で、内部を見る限り「大丈夫かなぁ」と不安だったので、そのようなことはないかも。

太陽の塔今回の特別公開は2シーズン目で、初回に開催年にちなんだ招待定員1970人に対し、40倍近い約75,000人の応募が殺到、急遽アンコール公開をしたものです。約10,000人の人が対象となりました。塔の内部撮影は禁止、塔の内部は 1F からの「生命の樹」を見上げる10分間というもの。

この「太陽の塔」、なんと全長が 70m もある巨大な塔。よくもこんなものを作ったもんです。一般公開されていない内部には、作業用と思われる地下道を経由して入り込みます。内部は(たぶん)生まれてはじめて見たのですが、これまたびっくり。「生命の樹」という妖しい樹がそびえているのですが、その樹は下から上に向かって生命の進化の流れを表現していて、枝の途中に巨大な恐竜とかゴリラとかがのっかっています。当時はこれらが動いたらしいです。

しかも!内部にはエスカレーターが4機(!)、塔の手の部分にもエスカレーターがあり、手の先端から外部に出るような仕組みだったとか。さすが高度成長時代。考えることがメチャクチャです。1970年なんて「エスカレーター=動く階段=未来」ってな頃ですから、「70m(1970年だから?)の塔ですよ、新鋭の芸術家岡本太郎がデザインして、内部にはエスカレーターを4機設置して、度肝を抜きましょう」「それいいねー、採用!」なんて決まって作っちゃう。なんというグルーブ。

「テーマ館入場まで60分」なんて当時の立て看板が無造作に置かれていたりして笑えます。33年前の立て看板。塔内は普段は一般公開されていないだけあって、うっすら汚れてました。ライトも当時のものではなく、今回設置したものだったので薄暗かったのですが、蛍光色を使ってあり当時は相当「サイケ」な雰囲気だったのでしょう。

太陽の塔僕が1歳の時に行った時は祖父と一緒でした。今回は子供と一緒に行ったので、4世代に渡って「芸術は爆発だ!」を体験したことになります。塔としては非現実的な形ですし、70m もあります。鉄骨コンクリート製とはいえ、なんか不安です。よく阪神大震災を耐え抜いたものです。そんなことを考えると感慨深いです。

独立行政法人となって商売気がでてきたか、昔からあるのかは知りませんが、2004年万博公園オリジナル卓上カレンダーとか、微妙な感じの模型、微妙というよりは「ん、んあー」という感じのキーホルダーとか買ってきました。夜にでも画像をアップしましょう。

また行ってみたいです。

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波形研究所 所長

WAVEFORM LAB(ウェーブフォーム・ラボ) は音楽制作、デジタルライフ、イノベーションをテーマとするサイトです。

1997年、伝説の PDA、Apple Newton にフォーカスした Newton@-AtMark- を開設、Newton や Steve Jobs が復帰した激動期の Apple Computer のニュースを伝えるサイトとして 200万アクセスを達成。2001年からサイトをブログ化、2019年よりサイト名を WAVEFORM LAB に改称、気になるネタ&ちょっとつっこんだ解説をモットーにサイトを提供しています。

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コメント

  1. *04 Walks* より:

    太陽の塔・内覧会

    太陽の塔 内覧会 岡本太郎

  2. 人類の進歩と調和

    ♪こんにちは〜こんにちは〜、世界の〜国から〜
    公式長編記録映画 日本万国博(AA)のDVDも発売されて(大阪)万博も盛り上がっていますが、万博といえばやっぱり「太陽の塔」。
    岡本太郎氏のデザインは今でもインパクトがあり、好きな人も多いのですが、その内部にある「…

  3. 岡本太郎

    風邪をひいて、動かずじっとしてろと言われると、めっぽう動き回りたくなる。
    昨日買ったレコードを包んであるビニールも破く気力もないのに、出かけたい。
    その気持ちが増幅して振れ幅がMAXになったところで行きたくなったのがここ。
    太陽の塔。なぜかというと、…

  4. N@ より:

    お土産写真をアップしましたー。あとストラップも買いましたが、まぁ、アップするまでもないです。

  5. 山本浩二 より:

    子供の頃は妙に引き付けられたものがありましたね。あのデザイン。
    自分もリアルタイムにいった口です。太陽の塔よりも、ロボット館と、巨大ロボット「デメ君」の方が印象に残っていますが(当時からロボット好きだったのだな)。確か、中学の時あたりにもう一度観ていると思う。
    自分の師匠があそこで警備員のアルバイトをしていたらしく、その頃既にニアミスがあったのかと、ちょっと感慨。

  6. sumitatsu より:

     あー懐かしい(開催当時小学校2年生だったっかな?)
     帰省時に通過する吹田ジャンクション付近からてっぺんの頭だけ見えていたんだけど、塔の回りには何も無いんですね。
     天辺の金色の顔が「未来の顔」
     おなかの不機嫌気味な顔が「現代の顔」
     背中の青い顔が「過去の顔」
    だったかな?

  7. yoshi より:

    岡本太郎の有名な手のカタチをした椅子はまだありました? あれ、当時「椅子のホウトク」かどっかが製品化したと思うんだけど、売れたのかなあ。
    太陽の塔の内部、オボロゲながら思い出してきました。ニョキっと生えた木にサルのモデル(親子)が居たりしたような…
    僕も今度大阪出張の時はふもとまで足を伸ばしてみます。
    PS
    小学生の頃、よく紙粘土で太陽の塔のミニチュアを作ってました。(芯はバイアスミシンの糸巻き)

  8. N@ より:

    あー、あの頃のデザインって、なんか通じるものがあるかもね。>ウルトラマン。

  9. GNUE(鵺) より:

    太陽の塔の赤(表)と青(裏)を見て、おもわずウルトラマン・ガイアだと思ってしまいました(^^;

  10. N@ より:

    ホント、よかったです。岡本太郎が好きなので、やっと見れたと感動しました。一時期両親が千里中央に住んでいたので、「あんなに近かったなら見とけばよかった」と思いました。
    大阪出張の時は足を伸ばしたいと思います。

  11. yoshi より:

    お久しぶりです、Newtonユーザーのonoです。予告通り太陽の塔に行かれたんですね! 私、実は(って別に隠してないか)実家が吹田で、通った高校は万博のすぐそばなのです。いや、懐かしいなあ、あの無意味にでかい塔! ちょっと前に出張で伊丹からモノレールに乗り太陽の塔を久々に正面から見た数日後に「太陽の塔に行くぞ!」と書かれてたのを読んでうぉー!と思ってました。ともかく天候に恵まれてよかったですね。あの塔には青空が似合います。(私が中に入った時は、まだお祭り広場に屋根がついてて、今みたいにスッキリした全貌は見ることができませんでした。屋根をつきぬける塔もあれはあれで凄かったけど。)

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