thatgamecompany というゲームディベロッパーが好きだ。風ノ旅ビト(Journey) や Sky 星を紡ぐ子どもたち(Sky) をリリースしている米国のゲームスタジオだ。 Sky は 2019年に iOS、続いて Android や Nintendo Switch でリリースされ、ついこないだの 12月に PlayStation 4 版がリリースされた。
やはりゲームは大きな画面でやりたい。PlayStation 4 版もなんと無料でプレイできる(課金は必須ではない)。その Sky で Sky × AURORA のバーチャルコンサート が開催された。これがとても良かった、という話。
風ノ旅ビト – Journey
振り返ると 風ノ旅ビト について書いてなかったので、こっちから。風ノ旅ビトは 2012年に PlayStation 3 でリリースされたゲーム。ダウンロード販売だけでリリースされながら各賞を総ナメにした。非常に世界観・雰囲気のあるゲームで、ゲームには一切セリフが出てこない。操作説明も最低限。ゲームとしては小規模のゲームなのだが、とても感動的な宝石のようなゲームだ。
ダウンロード販売のみということでこのゲームを知ったのは販売後 8年も経った 2020年の春。
文字や言葉による説明もなくグラフィックのみで表現される発見と喜び・大きな苦難、そして輪廻転生にみられる人生観。Journey はカリスマ的なゲームであり、数多くゲームをプレイしてきたが、その中でもトップ5に入るゲームだ。人生で最後にプレイするのはこのゲームと決めている。未体験の人はぜひ、プレイして欲しい。
Sky 星を紡ぐ子どもたち – Sky
このゲームも 2019年の夏にリリースされたんだけどプレイしたのは今月。iPhone にインストールしたものの、プレイしてなかった。やはり大きな画面でプレイしたい。Sky も Journey を彷彿させるゲームだが、ソーシャルプレイやイベントがうまく作り込まれていて、長時間に渡ってプレイできるようになっている。
その Sky で、ノルウェーのシンガー・ソングライター AURORA(オーロラ)がバーチャルコンサートを演った(ゲーム史上最大規模の繋がりを実現!「Sky」×「AURORA」のバーチャルコンサートがついに本日より開演(プレスリリース))。これが素晴らしかった。
Sky のゲームエンジンを使って 4,000人以上のプレイヤーと同時接続でバーチャルコンサートを体験する。初回は 12月9日13時30分(日本時間)、初演の後は 4時間毎にショーが再演されている。1月2日までいつでも参加できる。参加料は特に発生しない。
Skyの王国を冒険するプレイヤーたちを導くように、いつでもそばにある音楽。そしてまもなく、 #thatskygame の音楽は何万というプレイヤーたちを、新たな体験に満ちた旅へと連れて行こうとしています🎵 🤩
12/9(金)13:30、AURORAコンサートのプレミア公演の幕があがります!👉 https://t.co/IAkriZj7Q8 pic.twitter.com/9fEXgCsGAx— Sky 星を紡ぐ子どもたち (@thatskygameJP) 2022年12月6日
ショーは 45分間。コンサート会場からスタートするが、AURORA の歌がはじまるとすぐに世界が変化し、水の中、草原、大空が舞台になる。歌詞は現地語に丁寧に翻訳されているので、歌の内容も含めて初見でも楽しめる。
そしてその変化する世界の中で、自分が小さな魚や水母、蝶や鳥と変化し、自由に泳いだり飛んだりすることができる。4,000人の仲間と大空を飛翔するのは圧巻だ。キャラクターとなった自分は自由にコントロールできる。巨大なアーティストのアバターに接近し、一緒に飛行しながらショーを楽しむもよし、高い位置から群衆を俯瞰するもよし、音楽を聴きながら離れて飛び回るもよし。
今やバーチャルコンサートは、アーティストのコンサートを単純に配信するだけでなく、エンターテイメントとして非常に多くの要素を結合させて表現しなければならないんだな、と思う。エンターテイメントとしての表現はまさに無限大だ。とんでもない時代になったんだな、と。
ゲームの中のコンサートイベントに参加した。
感動した。もうこういう世界なのか。
3881人のプレーヤーとクラゲになって会場を漂ったり、鳥になってアーティストと大空を飛んだり。
なんてこった。#PS5Share, #Sky星を紡ぐ子どもたち pic.twitter.com/gQbkGJ110l
— takefumi_s (@takefumi_s) 2022年12月10日
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