Voigtlander NOKTON classic 40mm F1.4 SC – オールドな設計を現代の技術で

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MNG - Voigtlander NOKTON classic 40mm F1.4 SC

リークリスマス!少し早い自分へのクリスマスプレゼント、Voigtlander NOKTON classic 40mm F1.4 SC 。先月、先行して焦点工房のヘリコイド機能付きマウントアダプターを購入していたので、導入は決定したいたんだけど、来週遠地出張があるので早めにゲット。

ヘリコイド付きマウントアダプタ SHOTEN LM-SE M

レンズに行く前にアダプタの話から。Voigtlander NOKTON classic 40mm F1.4 は「バヨネット式VMマウント(いわゆるライカ M マウント)」。なので SONY のカメラに使うにはマウンターが必須だ。かつコイツは最短撮影距離が 70cm 。意外に寄れない。自分の場合は SONY α6000 = APS-C なのでちょっとはマシだけど、せっかくのレンズで机上のものが撮れないのは辛い。

そこで活躍するのがヘリコイド装備のマウントアダプタ。マウントが前面に繰り出すことで最短撮影距離を短くすることができる。

購入したのは SHOTEN LM-SE M 。繰り出し量5mmのヘリコイドを装備している。5mm でどうか、ということだけど、Voigtlander NOKTON classic 40mm F1.4 SC を使う上では十分だ。

ノーマルの状態で最短撮影距離は 58cm、ヘリコイドを最大限繰り出すと 22cm でピンとが合うようになる。花だろうが机の上のブツだろうが、22cm で十分だろう。マクロレンズではないんだから。

焦点工房は先月、新しいモデル SHOTEN LM-SE M II を発表している。こちらは繰り出し量 6mm で無限遠ロック機能付き。実際に使い勝手からいくとヘリコイド 5mm と 6mm の差はともかく、この 無限遠ロック機能は大変便利なんだと思う。風景など普通に無限遠で撮影する際に、「あれ、これロックできないかな」と思うことがあった。メーカー希望小売価格 33,000円(税込)だけど、実際は 2万円台で買える。

ちなみに SHOTEN LM-SE M と NOKTON classic 40mm F1.4 SC の組み合わせは無限遠がキツい。絞らないとクッキリした写真が撮れない。SHOTEN LM-SE M と NOKTON classic 40mm F1.4 SC の組み合わせはメジャーで、明らかにレンズ設計起因だと思うけど、これから買うなら新モデルをオススメしておく。ヘリコイド装備のアダプタは1つ持っておくと良いです。自分はヘリコイド無しの K&F Concept KF-LME.P も発注しておきました。

Voigtlander NOKTON classic 40mm F1.4 SC

Voigtlander NOKTON classic 40mm F1.4 SC

さて本題、Voigtlander NOKTON classic 40mm F1.4 SC です。このレンズの概要や、なぜ MC(マルチコート)ではなく SC(シングルコート)なのか、はググればすぐに出てくると思うので割愛。オールドレンズっぽい絵を狙うと自然にそういうチョイスになるんだよ。

このレンズのデザイン・外観、もうたまらないよね。レンズ性能以上の価値がある(笑)。値段も買いやすく、安定して運用できるレンズだと思う。専用のフードもイカしてる。ケラれても構わない派なんだけど。

Voigtlander NOKTON classic 40mm F1.4 SC

APS-C で 40mm だとちょっと近い。いつも FD 28mm F2.8 SC を付けているので、「わっ!近!」とびっくり。

NOKTON は 35mm と 40mm で悩むあるあるがあるが、40mm の方が安いし、フルサイズにした際に 35mm だと中途半端。35mm の方が暴れるらしいから失敗作例が増えると思えば 40mm でヨシとする。

無限遠のピント

前述の無限遠のサンプルを作ってみた。

Nokton Classic 40mm F1.4 SC 無限遠のピント

クリックで実寸 24.8MB を開きます


Nokton Classic 40mm F1.4 SC 無限遠のピント

クリックで実寸 4MB を開きます

すべて同じ場所から手持ち撮影。明るさを合わせてある。

やはり、遠方の風景を撮影するならば F8 以上には絞りたいところ。2日の撮影でだいたいの癖をつかんだ感じ。かなり遠いなら F8 以上、中間域なら F5.6 を使う感じ。ちなみに絞りは上記の数字入りの8つに加え、計15段階のクリックが設定されています。

設計が古いレンズなので、きっちりした写真が撮りたければ絞れよ、ということになるんだけど、やはりピント合わせは難しいね。開放側では柔らかい、ふんわりした画風になる。F1.4 まであるから、ついつい開放側に寄りがちなんだけど、その分、失敗作が量産される。風景などはふんわり効果が逆演出になっちゃうので、近いモノがよい。

作例

SONY α6000 & Voigtlander NOKTON classic 40mm F1.4 SC

ということで、作例。いつもはデフォルト「ビビッド」にしている SONY a6000 だが、作例は「スタンダード」に戻して撮影してある。以下、JPEG 撮って出し、編集なしです。作例は色やピントがとんでいる「オールドレンズ!」というものは外しています。普通のレンズ性能の作例ということで。

Voigtlander NOKTON classic 40mm F1.4 SC 作例

Voigtlander NOKTON classic 40mm F1.4 SC 作例

Voigtlander NOKTON classic 40mm F1.4 SC 作例

Voigtlander NOKTON classic 40mm F1.4 SC 作例

Voigtlander NOKTON classic 40mm F1.4 SC 作例

Voigtlander NOKTON classic 40mm F1.4 SC 作例

来週、上越の方に行ってきますので、いろいろ撮影してこれればと思ってます。

メリークリスマス(笑)!


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