MOTU のオフィシャル情報として、 MachFive V2 が発表されました(Musetex の記事)。あわせて、MX4、Symphonic Instrument も発表されています。これら3製品の中では MachFive V2 のみが2005年の第2四半期に発売で、なんと一番遅いようです。矢継ぎ早に製品を投入するなんざ、 MOTU らしくないテンポ(笑)。
詳細はMusetex の記事を読んで下さい(手抜き、というか丸写しも芸がないから)。2005年1月20日以降に購入したユーザは無償アップグレードとなりますが、現行の MachFive ユーザは有償アップグレードとなるようです。アップグレード費用などは未定。
サンプラーとしての機能は強力になるようですが、 MachFive でゴリゴリにエディットしない自分としてはオーバースペックなアップグレード。 MachFive を単なるサンプルプレーヤーとして使うのは贅沢なんだけど、実際問題としてエディットしている時間より使っている時間の方が全然長い。プリセットを全くの一から作り上げることは少なくて、インポートした AKAI のライブラリがうまくコンバートされなかったりする時にエディットする程度。 AKAI の Rhodes のサンプルがうまくコンバートされなくて、各サンプルの Loop ポイントのエディット(大変だった)、ベロィティレイヤーのエディットをしたけど、これもコンバートがうまく行っていたら調整程度だ。
エフェクトやパート数は CPU パワーとのトレードオフだから、そんなに魅力はない。 REX ファイルをドロップすることでキーに割り当てる機能も便利だけど、 ReCycle を使っているので現状でもやっているし、 Mac OS X が Finder での REX のプレビューをできない以上、素材選びの時点で ReCycle はデフォルトで起動してるんだよね。また、 REX プレーヤーとしては Battery 1 の方が軽くていい。
アップグレード価格にもよるけど、ソフトウエア音源って数が増えると毎月のようにアップグレードがくるから、ちょっと様子見かもな。 MachFive は現状でも十分強力で、高音質だから不満ないんだし。「 CPU 最適化で負荷が下がる」「新サウンドエンジンで dp 4 よりもタイムストレッチ、ピッチ変換が高音質」なんて方が嬉しい。あと、 チューナー機能はまともにして欲しいところ。
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