ザ・キャッシュマシーン

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ザ・キャッシュマシーン
先週は風邪でダウンしてました。今週からなんとか復帰です。

以前に、ザ・ゴール/企業の究極の目的とは何かを紹介しましたが、今回は ザ・キャッシュマシーン です。シリーズ共通の装丁で年末にダイヤモンド社の人と「儲けますねぇ」なんて話していたのですが、結局買ってしまいました(笑)。写真では分かりにくいですが、本の表面がキラキラ光っています。実に書店で目立ちそうです。

さてTOC(制約条件の理論)を扱うこのシリーズですが、今回の「ザ・キャッシュマシーン」では営業現場におけるTOCの実践をテーマとして扱っています(だからつい買っちゃったんだ)。ビジネス書にしてはめずらしいスリリングなストーリー仕立ては健在。一気に読めます。

主に運営管理(オペレーション)で語られてきたTOCですが、行程のフローを全体最適化することを目標とする考え方ですから、広い分野で実践が可能です。「ボトルネックを解消/回避するのではなく、徹底的に活用する」という考え方はなかなか面白いものです。興味がある人はザ・ゴール/企業の究極の目的とは何かから読むことをお薦めします。

営業現場におけるボトルネックのコントロールだけでなく、報奨制度、四半期ペースの売上/評価の問題についても取り扱っており読んでて飽きません。このシリーズは文字通りベストセラーなんですが、経営陣ならともかく、末端の社員が1人で読んで実践してもうまくいかないんですよね。「へー、こんな面白いモノの見方があるのか」で終わってしまう。自分自身はこの考え方で仕事を系統だてて、優先度など考えやすくなるんですが、「利益を生み出すクリティカルチェーンの構築」にはほど遠くなってしまう。

ビジネス研修でくだらない講義や通信教育を受けるぐらいだったら、入社時に徹底して全員にこの本を読ませる(ダイヤモンド社大喜び)くらいでもいいのではないだろうか。もしくは幹部社員クラスに「へぇー、面白いね、試しにこれでやってみるか」みたいなグルーブがないといけません。自分としても「とはいってもねぇ」なんて大人にならないように気をつけたいところです。