ユニバーサルバイナリーの対応についてまとめるエントリでしたが、Rosetta での互換性に関する情報も加えた統一エントリーに再編しました。本エントリーは投稿日が変更されます(オリジナルのエントリー投稿日は 2006-01-13 16:32:16)。調査対象はスギヤマの興味のあるアプリケーション、プラグインのみで。ユニバーサルバイナリーを UB と省略します。
DAW アプリケーション
- Apple Logic Pro / Logic Express:
UB 版は2月に対応済み。アップグレードは Logic Pro 6,000円、 Logic Express 3,600円。 - Native Instruments SUPPORT FOR INTEL-BASED MAC SYSTEMS:
2006年第2四半期〜2006年度末までに対応を完了する予定。小額アップグレード費用、またはメジャーアップグレードの一環として提供される。 NI は Rosetta での動作は推奨もサポートもしない。 - Reason for Intel based Mac:
発表によると、Reason 3.0.5 で Intel Mac に対応。3/20 よりβテスト開始する。New!
Propellerhead Software Intel-Mac Compatibility Statement(わぉ!) Rosetta で Reason / ReCycle は動作するがパフォーマンスに問題がある。 Reason は Rosetta で動作するが、パフォーマンスロスにより G3 プロセッサ上での動作と同等の速度に落ちる。 ReCycle は快適に動作し、パフォーマンスロスはさほどない。 ReWire はセッションのアプリケーションがすべて PowerPC ベースの場合に限って動作する。現時点で UB 版ソフトウェアのアナウンスはない。 - Finale Will Run Natively on Both Power PC and Intel-based Macintosh Computers:
次のメジャーアップグレード Finale 2007 で UB に対応する。 - Ableton Live 5.2 Brings Immediate Native Intel-Mac Support and an Additional Speed Increase Arrives in Q3 with Live 6:
長い(笑)。 Live は第3四半期リリース予定の Live 6 に先駆けて、 2月に出荷予定の MacBook Pro の登場と同時にベータステージに入る Live 5.2 で UB 対応を果たす。現行のノートブック型 Mac より大幅に向上したオーディオパフォーマンスを楽しめるだろう。 Live 6 ではマルチコア/プロセッサに対応するので、 MacBook Pro ユーザはさらにパフォーマンスが向上する。 Intel-Mac 対応の Live 5.2 の入手には$49の費用がかかるが、この費用は Live 6 のアップグレード費用の一部としてあてることができる。
3/14:Reason は 3.05 で Intel Mac に対応!面白い記事があります、こちらは別記事にエントリーします。
1/25:Ableton Live はホストの中では最も早くユニバーサルバイナリーに対応するようですね。
1/20:うひょー、 Reason が Rosetta でちゃんと動作しちゃうんですね。パフォーマンスの問題はあるものの、 Reason が動けばそこそこ作業できる人もいるのでは。意外だったのが、Finale の対応の早さ。発表だけだけど、夏までには対応版を出荷しそうな勢い。僕は Finale PrintMusic を使っているので、こちらも対応してくれるとありがたいなぁ。
DAW プラグイン
- Stylus RMX:Beta 提供中。New!
- Destroy FX Audio Units:UB 対応の実験(provisional/experimental)バージョン提供開始。
- Crystal Soft Synth:2.4.9c で UB 対応。フリーのソフトシンセ。
3/2:Stylus RMX の対応は早いねー。UVI engine 系プラグインの Intel Mac 対応は未定ですか。
一般のアプリケーション
- iLife ’06:1/11対応済み/8,800円
- iWork ’06:1/11対応済み/8,800円
- Final Cut Pro 5:3月対応予定/12,300円
- DVD Studio Pro 4、Motion 2 / Soundtrack Pro:3月対応予定/24,600円
- FireFox / Thunderbird / Camino:Intel Mac Build 有り。
- Transmit 3.5:UB 対応済み。
- GraphicConverter :対応済み。
- Jedit X:対応済み。Rev.1.30
- iSquint:Ver.1.1 で UB 対応。
- Bathyscaphe:UB 対応済み。
- Audio Hijack Pro:UB 対応済み。New!
3/2:Audio Hijack Pro がユニバーサルバイナリーに対応です。
コメント
凄すぎちゃう?AbletonのLive
普段全く縁のないサックスやスクラッチ音も入れて、2−3分で貼り合わせたバッキング・トラックをRewireでPro Toolsへ。… いや〜、それにしても凄いソフトでカルチャー・ショック・・・先にReasonが面白いと言っておきながら、あっという間にLiveにハマって、6ト…
Rosetta 、かなりのアプリを高速に動かしちゃうみたいですね。僕がメインで使っている ftp アプリの Transmit も UB に対応。でも V.3 にアップしてないんだよなぁ。
音楽以外の用途では困らない程度の環境は作れそうだけど、PowerBook を買い替える以上、 DAW 系も意識したいところであります。
DTMソフトのIntel-Mac対応状況
Intel Mac 対応状況(N@Blog) N@Blogさんが、DTM系ソフトウェアのIntel-Macでネイティブ動作するUnversal-Binary対応状況をまとめてくださっています。まだPropellerheadは未対応なのね。でもとりあえずREASONはコード変換技術Rosettaを使ってG3と同等ぐらいのスピード…
ローランドが EDIROLブランド・USBオーディオインターフェイス製品のβ版ドライバを出しています(1/13)
http://www.watch.impress.co.jp/…
GreenoakのVST/AU InstのCrystalが
早くもUniversal Binary化したそうです。
(というかサードパーティでUB化プラグインのリリースは初では?)
http://www.greenoak.com/… すばやい対応&いまだにフリーというのは立派ですねぇ。
そういやこれと似たようなことをSystem 6->7の時(Quadra対応かそうでないかとか)とかにもやってたような気がする…。