Louis Cole について。メールでスナーキーパピー(Snarky Puppy)が来日すると案内が来た。スナーキーパピーの場合、「で、メンバーは誰が来んのよ」というところが大事。ごめん、今回は観に行かないよ、きっと。
で、そのスナーキーパピーとも共演したルイス・コール( Louis Cole )がマイブームで仕方がない。音楽雑誌やテレビなどのマスメディアでなく YouTube で存在を知った天才、ジェイコブ・コリアー( Jacob Collier )に続き二人目。
実はドラマーとしても最高峰のテクニシャン、Louis Cole
YouTube で「面白いでしょ、僕ら」って音楽ビデオを上げている人は多いが、大半がコミカルなだけで、音楽自体が最高に面白いアーティストは意外に少ない(そんなに YouTube を観ないからかもしれないが)。でも、前述のジェイコブ・コリアーもルイス・コールも違う。プレイする音楽自体が驚くべき内容で、PV もクレイジーなのだ。
ちなみに数カ月前に Louis Cole を知ったのは次のビデオ。
じっくり観て欲しいのだが、音楽はバカテク&難易度高、でいて iPhone で歌詞を確認しながらラップ、ドラムセットは変則でスネアの上に鉄鍋、エンディングはなぜか演奏せずに万歳で終了。この2人、Spectrasonics の Keyscape の販促ビデオにも出ていて記憶にあった(女性が凄いと思っていた、可愛いし)。
で続いて観て欲しいのがこれ。キーボードも弾けるしそのコードも難解だ。ビデオも最高に楽しい。
音楽的に面白い(楽器をかじったことがある人ならビンビンくる、という意味で)し、何回観ても飽きない。まー、異才というか天才というか。ベースもいいよね。
確かな音楽的バックグラウンドが支えるキレの悪いダンス
次はこれを。読むと歌詞もいい。このダンスが癖になるというか、どのビデオでもダンスはこんな感じだ。
観ている人・聴いている人を幸せにする音楽
インタビューはググるといくつか出てくるので、興味のある人は読んで欲しい。面白かったのは下記。
自分がどうしてレッド・ホット・チリ・ペッパーズのツアーに出てくれって頼まれたのか、さっぱりわからなかった。ローマの会場でステージ裏にいるときも、自分がなぜここにいるのか相変わらずわかってなかった(笑)。そこにアンソニー・キーディスがやってきて、僕をまっすぐ見ながらこう言ったんだ。『なあ、俺はあの「Bank Account」って歌がたまらなく好きなんだ。とんでもなくファンキーだからな』」
そのビデオがこれ。「銀行口座の残高見るのが怖い」っていう曲。実際、上手い。
音楽で人を笑わせたり、楽しませたり。モンティーパイソン的というか、音楽で人を幸せにできるプレーヤーは凄いと思うの。
アルバムは意外にもマジメに作ってる
去年の 8月にリリースされた最新アルバム「Time」はそんなにはっちゃけてはいない。いやむしろ、全体的には音楽的に穏やかだ。Brad Mehldau がピアノを弾きまくる攻撃的な曲もあるが、そんなに攻めてはいない。最近はこのアルバムをよく聴きます。Apple Music なりで聴いてみて。
YouTube では主に楽器機材にフォーカスをしつつ、それを使いこなした楽曲をアップしているアーティストを多くフォローしている。この場合は楽曲よりも、機材愛なんだけど。面白いよね。
コメント
ルイス良いですよね。
Big Bandとか吹奏楽していた自分からすると格好良いです。
ロックと管のミックスって事で。
Spectrasonics のデモは最近まで知りませんでしたw
まあ上手い人は上手いなあと。
あと最新ではないアルバムは聞きましたが、アレンジがYoutubeより凝り過ぎて? ちょっとご馳走様かなぁ?という感じでした。
音数少ない方が良いとかって、歳っすね。(笑
Louis Cole はクレイジーなのは KNOWER でやって、自分のアルバムはおとなしめですね。YouTube は面白くてやってる感じなのかな。あれだけ弾けるのは素晴らしいことです。