先日の Amazon Prime セール、最後の最後、セール終了 10分前くらいに Kindle Paperwhite を買ってしまった。
Kindle は 3台目。最初の Kindle は Kindle サービスが日本に上陸する前に買った Kindle 2、2台目は第7世代と呼ばれるもので 2016年に買った Kindle Paperwhite 3(確認すると、7,000円を切る価格で買ってる!)。それから数えて7年で今回の 3台目。こうやって考えると Kindle もずいぶん長くサービスしてるんだね。
電子ペーパー・電子インク端末
電子書籍が日本に上陸した当時は「電子書籍をどうやって閲覧するのか」「電子書籍販売会社は独自のEブックリーダーを開発するのか」というのが論点になったんだけど、スマホやタブレットが普及して、現在では多くの人はスマホで電子書籍を読んでいるのではないかと思う。
個人的には最初に入手した Kindle 2 が衝撃的だった。液晶ディスプレイとは全く異なるスクリーン(読みやすいコントラ、バッテリーが切れても表示が消えない)、全く減らないバッテリー、読書中に全く気にならない重量、手にした際にはアカウントが既に設定されているサービスに驚かされた。
会社の業務で電子書籍を担当していたので、電子ペーパー・電子インク端末はいろいろ試した。未発売のカラー版の電子ペーパースクリーンパネルを積んだデバイスもあったが、スマホ・タブレットが主流となり、Kindle を除けば電子ペーパー端末はニッチなものになってしまった。
10-11インチクラスの電子ペーパータブレットは、基本は Kindle である Kindle Scribe 、Android を搭載した BOOX Tab Ultra/BOOX Tab Ultra C や、HarmonyOS のHUAWEI MatePad Paper、Windlows 搭載の QUADERNO 、reMarkable 2 などと面白いものが出ているのだが、「iPad との使い分けを考えると手がでない」という人が多いんだと思う。使っている人もほとんど見かけない。
Apple Newton を使っていた時代からすると、夢のようなデバイスがたくさん出ているんだけどな。購買の効率性など考えないで、面白そうなものを買ってみるのもいいのかもしれない。そんな観点からは Kindle Scribe くらい買えばよかった(笑)。
第11世代 Kindle Paperwhite 5
さて、今回買った Kindle Paperwhite 5。従来使っていた Kindle Paperwhite 3 が 6インチディスプレイだったが、Kindle Paperwhite 5 は 6.8インチのディスプレイを搭載しており、サイズアップも感じる。が、本体の重量は 205g と変わらない。「Kindle は軽いなぁ」と思う。
ディスプレイの解像度はどちらも 300ppi であり、読みやすさもあまり変わらない。が、新モデルは内蔵ライトが強化・色調調節機能を初搭載しており、青白い色味から少し赤みがかった文庫本の色調まで表現できる。漫画はクリアに読みたいが、小説は味わいある色味で、なんてことが出来て良い。
スピードに関しては明らかに速くなった。別に旧モデルが遅くてストレスがあった訳でもないが、サクサク動いてくれるのは気持ちがいい。
充電は USB-C ケーブルになった。バッテリーが切れそうで読書を中断しなければならないような体験はしたことがないが、新モデルは最大で10週間動作する(10時間ではない、10週間だ)。
「 IPX8等級の防水機能で風呂でも読書できる」とあるが、風呂では読者はしない派。だが、夏に海際で読書はする派なので、防水は嬉しい。旧モデルはディスプレイパネルとボディが一体加工されておらず、隙間に砂が入いらないか心配ではあった。これからは丸洗いできる。
視認性の良さ・読みやすさは液晶とは比較にならない電子ペーパー。夏の日差しの中、外出先で本を読むには Kindle は最適だ。散歩に気軽に持って行けて、電波が通じればどこでも本が買えて読める。iPad と違って長く使える(笑)。オススメだ。
コメント