Mac mini 導入に伴う周辺機器の更新の話を。今回はモニターディスプレイ。モニター買うのが久しぶりなので、解像度の略号やゲーミングモニターとの違いとか論点把握が大変だった。Mac mini の相棒となるモニター選びの参考になれば。
モニター、4K かウルトラワイドか
まず、モニターのサイズを検討する。DTM 環境であることから、机上には左右にスピーカー(YAMAHA HS5)を置いている。モニターに割けるスペースは横幅 80cm 強というところ。現在の iMac が 27インチなのだが、より大きなディスプレイを導入したい。「最近よくみる湾曲した横広のモニターとかいいよなー」と思う。いわゆるウルトラワイドモニターだ。
しかし、80cm におさまるウルトラワイドモニターの多くの解像度は 3440×1440 であり、4K(3840×2160)に解像度で劣る。音楽制作のほかにも写真編集を行うので、解像度は高い方がいい。特に現在の 5K Retina ディスプレイ(5120×2880)に慣れてしまっているので、解像度の低さは気になる。また、ウルトラワイドモニターは湾曲具合がどの程度(酔う人もいるらしい)かも確認したい。
そこで週末、ヨドバシカメラに行ってモニターをたくさん観てきた。結論としては 4K モニターを選択することにした。
理由としては、湾曲モニターの場合、DTM で一番使うモニターの領域は左側と右端である。アプリコントロールの多くは左上を頂点として扱うし、Ableton Live で一番使うのはトラックコントロールがある右端である。つまり、ウルトラワイドの中心部分を注視する機会はあまりないのかなと思った。もちろん、そんなものは慣れだとも思う。
次にウルトラワイドモニターに解像度を求めると価格が跳ね上がる点。32インチあたりで15万円程度になってしまう。40インチはサイズ的に置けないから、数少ない製品から選ぶことになる。
最後に奥行きをとる、というところ。モニターはべったり奥に置いて机上のスペースを確保したい。だが、湾曲モニターは奥行きをとる。サイズギリギリのウルトラワイドモニターを設定すると、画面の両端が前に出ているようなレイアウトになってしまう。逆に没入しにくい。
だったら、「32インチの 4K でいいかな」ということになった。
Dell U3223QE をチョイス
EIZO、BenQ はなんか無駄に高い感じ。LG はフロントのマークにモチベが下がるのでパス。選ぶのが面倒なので質実剛健な DELL にする。まさか自分で DELL 製品を買うことになるとは。
DELL のモニターは低価格帯の Sシリーズ、ミドルレンジの Pシリーズ、ハイエンドの Uシリーズがある(そしてゲーム専用のAlienwareシリーズがある)。P/U モデルは USB 3.2 第2世代 のハブ機能があり、これが充実している。U3223QE だと下記スペックのハブ機能が搭載されている。
- HDMI (HDCP 2.2)
- DisplayPort 1.4 (HDCP 2.2)
- DisplayPort出力
- USB-Cアップストリーム / 電源供給ありDisplayPort 1.4 Altモード (最大出力90W、HDCP 2.2)
- USB-C 3.2 第2世代 アップストリーム (データのみ)
- USB-C 3.2 第2世代 ダウンストリーム (最大出力15W)
- USB 3.2 Gen2ダウンストリーム x 4
- USB 3.2 第2世代 ダウンストリーム、バッテリー充電1.2
- オーディオラインアウト (ミニジャック)
- LAN (RJ-45)
これは超便利だ。スペックもなかなかでもので、別途 USB ハブステーションを買う必要がなくなる。U3223QE は IPS Black テクノロジーを搭載したDell初の 31.5インチ4Kモニターで、2000:1のコントラスト比で驚異的な色彩と鮮やかなブラックがイイらしい。一応、「macOS®デバイスと連携」と動作検証もされている。
P3223QE、U3223QE の価格差は2万円弱。面倒なので U3223QE をチョイスとした。普段絶対に目にしない背面はホワイトカラーでカッコイイし。モニターの位置はDIYで作ったモニタースタンドでスペースの有効利用と見やすい高さを実現しているので、モニターアームの設置は見送る。とりあえず添付のスタンドで使ってみる。
設置するとこんな感じ
iMac からは広くなったが、思ったより大きくはなし。圧迫感もなし。ちょうどイイ感じ。
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