待ちに待った、Native Instruments MASCHINE 3 がリリースされた。MASCHINE 2 と同様の有償アップデート、4,500円。
MASCHINE SOFTWARE 3
今回リリースされたのは MASCHINE ハードウェアではなく、ソフトウェアの方。自分は音楽制作の時にまず、MASCHINE を立ち上げる。基本、入力から出力までソフトウェアを使う。Ableton Live でなく MASCHINE を立ち上げるのは、① 音色サンプルが豊富・検索もしやすい、② 打ち込みが楽、リフやパターンをどんどん入力できる、③ メイン DAW への出力が簡単、MIDI も Audio もドラッグ&ドロップで持っていける、からだ。
なので、ハードウェアの進化も楽しみだが、音楽制作の出発点となる MASCHINE SOFTWARE の方がビックトピックなのだ。
今回のメジャーリリースでは、UI がモダンに一新されたのと、待望の ステムセパレーション機能の追加、MIDI 編集ツールの強化、7.7GB 越えのサンプル・プリセットを提供する Maschine Central の提供があげられる。
今回の MASCHINE SOFTWARE 3 から、単体発売(ハードウェアなし)の利用ができるようになった。
明日は Mac Mini のセットアップがあるので、週末に使い込んでインプレッションをお届けしようと思う。Maschine 3 Bundle を買えばソフトだけでも使える。MASCHINE のハードウェアを持っていない人もぜひ試して欲しい。
買い方のアドバイス
買い方のアドバイスを。基本、MASCHINE SOFTWARE 3 を使う人は MASCHINE SOFTWARE 2 を所有していると思う(これからハードを買う人は MASCHINE SOFTWARE 3 が付いてくる)。なので、基本はバージョンアップ(4,500円)だ。
ただ、Maschine Central(7,600円)を買うなら、Maschine 3 Bundleを買う方がお得だ。MASCHINE SOFTWARE 3 はハードウェアを所有していなくても使えるよになった。なので、Maschine 3 Bundle は初回ユーザのためのフルバージョン(15,300円)、既存ユーザ向けのアップデート・フルバージョン(10,700円)が選択できる。既存ユーザは安い方を買おう(ログインすると「あなたにはこれがお得」と教えてくれる)。
MASCHINE SOFTWARE を 15,300円で使えてしまうんだから、大判振る舞いだと思う。MASCHINE SOFTWARE だけでほぼ音楽の骨格は作れてしまう。とにかくサンプル・プリセットが即戦力だし、音作りのエフェクトも充実しているから、トラッキングやマスタリング前までは MASCHINE で作れる。MASCHINE にはパターンアイデアを試行錯誤できるアイデアビューと、楽曲構成にするアレンジビューが分かれている。音楽制作には最適な環境だと思う。なお、ハードウェアもかなりの割引になるセールも実施中。ぜひトライ!
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