やっとという感じの MachFive インプレ。そんなに使いこんでないので、少しずつ。
まず動作。非力なマシンには重い。 MachFive は単体で 16ch のマルチティンバーサンプラーとして動作します。またエフェクターを内蔵しており、付属するサンプルにはエフェクトを使用したものも多く見られます。「うほ、こりゃ便利」とばかりに 1ch Drum、2ch Bass、3ch E.Piano、4ch Pad と加えていくと、負荷がべらぼうに高くなります。
Mac-i Tokyo2003 のミューズテクスのデモでは PowerMac G5 Dual 2G で MachFive を2つ立ち上げ、すべてのパートを MachFive で演奏するデモをやっていました。でも、Performance メーターは半分くらい。僕の PowerPC G3 700MHz のマシンでは 3ch くらい(しかもバッファー1024)が現実的な限界のような気がします。ちなみに、 MachFive は PowerPC G4 に最適化されているようで、PowerBook の G4 667MHz だと 5ch でも少々余裕があります。
使えるチャンネル数は当然ながら使用するサンプルに連動します。付属するサンプルは 同音色でサイズが松竹梅と異なるものが用意されています。ソフトウェアサンプラーとはいえ「サンプラー」ですから、巨大なサンプルを読み込むと、読み込みに結構時間がかかります。とはいえ、具体的な目安がないと分からないでしょうから、今度、時間を計ってみて報告するつもりです。全部メモリに読み込むので、ハードディスクの速度も重要かもしれません。
音はいいです。といっても他のソフトウェアサンプラーと比較したことがないのですが、似たような機能を持っているものと比べると Reason 、Live 、Battery とは比較になりません(苦笑)。Battery と違い、dp 4 を起動した後にサンプルレートを変更してもちゃんと追随してくれます。
iLok は一度、MachFive を起動すれば(正確には MachFive を使用するホストアプリケーションを起動すれば)、抜いても大丈夫です。抜いて他のマシンで MachFive を立ち上げることが(ライセンスの問題とは別に)可能です。
お店で MachFive を見かけたら、左上エリアの下部にある ANALIZE ボタンをクリック。カーステレオのようにベロシティと波形を2つのグラフで描写します。かっこいいです。
追記:PowerBook G4 (GigabitEthernet 1,152 × 768 ピクセル) で MachFive を使用する場合。 MachFive は画面の縦幅ぎりぎりです。外部モニターに接続したくなります。
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