TRILIAN にアップグレード

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TRILIAN
何で今頃、という感じもしますが、「あ!ラッキー!」という話なので共有しておきましょう。情報は共有してナンボです。

SpectrasonicsTrilogy というベース音源を使ってました。同社の STYLUS RMX というグルーブモジュールを使っていて、これはいいかも、と導入した訳です。 Trilogy はエレキベース、アコースティックベース、シンセベースの3つがセットになったベース音源で、トゥルースタッカートというサンプルベースながら自然な同音連打ができる機能が魅力でした。

購入した頃は PowerPC 全盛の頃で、当然、Trilogy も PowerPC 専用。 Intel プロセッサ対応は発表されていたものの、同社の Intel 対応は大幅に遅れ、遅れた上に Intel プロセッサには Intel Mac Wrappers をかましてロゼッタ環境で動くというがっかりなもの。この顛末は ブログでも紹介してました
そして Spectrasonics が満を持して発表したベース音源がこの TRILIAN。今度は自社製の STEAM をコアエンジンに採用。この STEAM はタイムストレッチした時の原音再現性に優れているエンジンなのですが、Trilogy の10倍の34GB のコア・ライブラリーをインストールする構成。今度は弾く度に違うサンプルを再生する「ラウンド・ロビン」という機能を搭載しています。

アコースティック・ベースのほか、5弦の Music Man Studio Bass、Fender Jazz Bass、Epiphone Retro 60’s Bass、Hardcore Rock 5-string、Lakland Rock P-Bass、Chapman Stick と充実のエレクトリックベース、Yamaha CS-80、Cwejman Modular、Moog Minimoog、Little Phatty、Voyager、Taurus Pedals、Korg MS-20、Oberheim 2 voice、ARP 2600、Roland Juno 60/106、Waldorf Pulse、DSI Mopho & Tetra、Roland TB-303、SH-101、Metasonics KV-100 Assblaster、SE-1、Omega、ATC-1、Novation™ Bass Stationなど、333種類のシンセ・ベースはシンベ専用音源のような充実度。

しかもエフェクターも完備。単体でベース音を完成させられます。「エイブラハム・ラボリエル、マーカス・ミラー、ジョン・パティトゥッチによる『Bass Legends』から選んだ、ボーナス・ライブラリー付き。」とのことで、これは Spectrasonics 前身の頃の製品がおまけで付いてくるみたいですね。

で、この TRILIAN 、日本では¥34,440(税込)なのですが、アップグレードパスは本国対応のみ。 Standard Upgrade は $99+送料。「2009年以降に登録された方、またはTrilianリリース前にIntelMacでご利用頂いていたユーザー様」は Free Upgrade 。2009年以降のユーザは通常のアップグレードパス。後半の「Trilian に IntelMac で利用していた」は Intel Mac Wrappers で Trilogy を動作させたかどうかで判断します。詳しくは、Media Integration のサポートページを参照、値段は高くなりますが Trilianアップグレード手続き代行サービスもやってます。

自分の場合、Intel Mac Wrapper はダウンロードした経験はあるのですが、それで登録した覚えはないものの、Spectrasonics へのユーザ登録が正しかったからか、 Free Upgrade に。メイン環境が PowerMac G5 なのですが、新しい音源をゲットです(笑)。やった!

Trilogy ユーザはぜひチェックしてみて下さい。 Media Integration のサポートページはカナリ詳しく手続きを解説しているので困ったらアクセス!です。

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追記です。 Free Upgrade でも配送料がかかります。 UPS で下記の通りです。
Shipping: Worldwide Expedited (3-5 days) : $29.95



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波形研究所 所長

WAVEFORM LAB(ウェーブフォーム・ラボ) は音楽制作、デジタルライフ、イノベーションをテーマとするサイトです。

1997年、伝説の PDA、Apple Newton にフォーカスした Newton@-AtMark- を開設、Newton や Steve Jobs が復帰した激動期の Apple Computer のニュースを伝えるサイトとして 200万アクセスを達成。2001年からサイトをブログ化、2019年よりサイト名を WAVEFORM LAB に改称、気になるネタ&ちょっとつっこんだ解説をモットーにサイトを提供しています。

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