ライブで iZotope VocalSynth 2 を使うための DAW環境作り

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はじめて MacBook 12-inch をライブに持ち込む

本日のトークっす。昨日は久しぶりのライブでした。最近はベース担当が多いのですが、昨日は数年ぶりに鍵盤でも出演。しかもメインはボコーダー担当で、これまたレアな YAMAHA KX-5 で出動。

この日のために「安定していて、MacBook への負荷が小さい DAW 構成」を追求してきたのですが、いろいろ試した結果、Digital Performer 9 を選択 しました。Reason 10 / MASCHINE / Garageband / MainStage と比べてみましたが実際、DP9 が一番負荷が少なかった。これは前に書いた通り。MainStage なんてライブセットアップのためのアプリケーションなんですが、Digital Performer の方が全然軽かった。MainStage は一生使うことはないだろう。

そしてメインの iZotope Vocal Synth ですが、Vocal Synth 1 よりも Ver.2 の方が軽い です。特徴のひとつに「最適化による負荷低減」との看板に偽りなし。ただ、Ver.2 で導入されたエフェクターを選択していくと当然、重くなります。

GDS-LIVE-SETUP

セットアップはこんな感じ。ライブに MacBook を持ち込んだのははじめてなんですが、本当に USB-C は心もとない ですね。抜けるんですよ、スポッと 。これまでは FireWire 端子だったので、そう簡単に抜けなかったんですが、USB-C はダメ。1回抜けるとオーディオインターフェイスとの接続が解除されるので面倒。ライブでの活用的には「もうちょっとなんとかならんかね」という感じ。

iXR は USB バスパワーで動作するのがグッド 。ただ、USB ハブに MacBook の電源を接続した方が無難です。たまに USB アクセサリへの給電が足りない、とのメッセージが出てたので。

iZotope Vocal Synth 2 は素晴らしい

Digital Performer 9 + iZotope Vocal Synth2

ライブといってもたくさんのバンドが出演するので機材の出し入れが大変。「ライブにパソコンは持ち込みたくないなぁ」と思いました。

がしかし、iZotope Vocal Synth 2 は素晴らしい。

これまで、BOSS SE-30 からはじまって、Novation Nova 2 KBD 、microKORG といくつものボコーダーを使ってきましたが、iZotope Vocal Synth 2 はずば抜けて音がいい。扱いやすいしワードもはっきり聞こえる(今回のライブ、録音しておけばよかったな)。

ボコーダーはキャリアの音色によっては、周りの音の周波数に吸収されてしまってモコモコしがち。しかし、iZotope Vocal Synth 2 は処理する周波数レンジも広いし、音も前に出てくる。今回は Vocal Synth 2 を MIDI モードで内蔵キャリアを使った(他に音源を立ち上げると負荷がかかるので)のですが、いやいやこれが最高にいい。使ったエンジンは Compuvox と Talkbox のみ。軽くて動きもいい。

Compuvox でザラッとした感じを出して Talkbox でボディを作る。これまでのボコーダーと違って複数のエンジンを重ねてる ので、そりゃ音はいいよね。Vocal Synth 2 相当のものがハードウェアで出ないかなぁ。

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波形研究所 所長

WAVEFORM LAB(ウェーブフォーム・ラボ) は音楽制作、デジタルライフ、イノベーションをテーマとするサイトです。

1997年、伝説の PDA、Apple Newton にフォーカスした Newton@-AtMark- を開設、Newton や Steve Jobs が復帰した激動期の Apple Computer のニュースを伝えるサイトとして 200万アクセスを達成。2001年からサイトをブログ化、2019年よりサイト名を WAVEFORM LAB に改称、気になるネタ&ちょっとつっこんだ解説をモットーにサイトを提供しています。

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