iZotope Ozone 9 が Apple Silicon M1 に対応!さっそくベンチ・結果が凄かった ♡

RECORDING

iZotope Ozone 9

iZotope Ozone 9 が Apple Silicon(M1)にネイティブ対応した。DAW のプラグインの中でも飛び切り重いプラグインでかつ、Rosetta 2 の性能があまり出なかったプラグインだ。iZotope Ozone 9 Advanced を使っていると、IRC IV モードなど重い処理が多いので本当に楽しみにしていたアップデートだ。早速、ベンチマークで比べてみた。さてどうなるか

iZotope Ozone 9 Version 9.12.0

iZotope Ozone 9 の M1 アップデートは幸い無償だ。本当によかった。

iZotope Ozone 9 Intel vs Rosetta 2 vs M1 Native

検証のために、Ableton Live 11 で、オーディオ 2トラックでマスタートラックに Ozone 9 Advanced が 3つアサインされたプロジェクトを作った。Ozone 9 が 1つだとバウンスが時間的に差が出にくいので、3つ同じ設定のものをさしている。試したのは、以下の環境だ。おまけで、インテルプロセッサとも比較してみた。2回ずつ試して平均をとっている。

  • Ozone 9 Advanced Ver.9.11.1 + Intel:iMac 5K 2019 Intel Core i5 – 3.7GHz 6-Core + AMD Radeon Pro 580X + 40GB + BigSur
  • Ozone 9 Advanced Ver.9.11.1 + Rosetta 2:MacBook Pro 14 2021 Apple M1 Pro CPU 10-Core, GPU 16-Core, Neural Engine 16-Core + 16GB + Monterey
  • Ozone 9 Advanced Ver.9.12.0 + M1 Native:MacBook Pro 14 2021 Apple M1 Pro CPU 10-Core, GPU 16-Core, Neural Engine 16-Core + 16GB + Monterey

結果どうだったか。こうなった。

  • Ozone 9 Advanced Ver.9.11.1 + Intel:01:35(95秒)・基準 100
  • Ozone 9 Advanced Ver.9.11.1 + Rosetta 2:1:34(94秒)98.9%
  • Ozone 9 Advanced Ver.9.12.0 + M1 Native<:1:07(67秒)70.5%

どうよ!

Rosetta 2 と M1 ネイティブの比較でも 1.4倍速い。シャアザクほどではないが、しっかりスピードアップしている!

iZotope Ozone 9 が Apple Silicon M1 に対応!さっそくベンチ・結果が凄かった

ちなみに処理をアクティビティモニタで比べてみたところ、処理が最適化されていることで、負荷はあまり変わらずにスピードアップを果たしている感じだ。コアの使用状況もあまり変わらない。うんうん、すごい。

iZotope は Native Instruments と Soundwide を結成したみたいだけど、とにかく無償アップデート対応で良かったよ・嬉しかったよ。

ということで、iZotope Ozone 9 オススメです。

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波形研究所 所長

WAVEFORM LAB(ウェーブフォーム・ラボ) は音楽制作、デジタルライフ、イノベーションをテーマとするサイトです。

1997年、伝説の PDA、Apple Newton にフォーカスした Newton@-AtMark- を開設、Newton や Steve Jobs が復帰した激動期の Apple Computer のニュースを伝えるサイトとして 200万アクセスを達成。2001年からサイトをブログ化、2019年よりサイト名を WAVEFORM LAB に改称、気になるネタ&ちょっとつっこんだ解説をモットーにサイトを提供しています。

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