DAW でオーディオを扱いはじめて思ったこと。「わーお、こんなにエフェクト使えるのか。やったぁ、使い放題♪」
で、実際にどうなったかというと、全部同じような音になって何が何だか分からなくなった。今でこそ「分離が悪いのだ」と気がつくけど、当時はそれはそれで困ったもの。だいたいキーボードプレーヤーはギタリストほどエフェクトに気を使わない。デジタルシンセの中に入っているエフェクトだって、早い話、リバーブ(ホール/ルームとミックス値くらいにしか気を使わない)、コーラス(音がボケる)、ディレイ(ソロでしか使わない)くらいで全部カバーできる。ライブでプレイするようになると、残響系エフェクトをほとんど通さないドライなサウンドが好きになる(音作りはライブハウスにおまかせ)。
BOSS のエフェクターをいじり回した中学生時代から大して進化してないエフェクト知識(いや、エフェクター知識)でもって DAW を触りだすのだから、マトモなわけがない。ということで、ここ数年、エフェクトについては気を使って覚えるようにしているものの、まだまだ発展途上。
ということで、エンジニア直伝!エフェクト・テクニック基礎講座という雑誌が出ていたので買ってみた。CD が2枚ついているので分かりやすい。DAW を趣味で使われている方、お薦めします。楽器屋、書店でどうぞ。