今頃になって G3 Live Rockin’ in the Free World を体験しました。レビューはいつも遅くってすいません。DVD を待っていたんですが、あまりに出ないので CD を買っちゃいました。Joe Satriani、Steve Vai、そして Yngwie Malmsteen の強烈ライブです。もー凄い。
CD が2枚組なんですけど、1枚目は各ギタリストのバンド、2枚目はこの3人によるジャムとなっております。3人それぞれの個性が発揮されたプレイなんですが、やっぱりイングェイが凄い。「イングヴェイが凄い」なんて中学生の頃から言ってる訳で、まったく成長できないもんです。最近のイングヴェイはワウを使うようになったんですね。3人のジャムでも一番ソロがうるさくて長め、持ち分ギリギリ+ちょっとオーバーでソロを弾いております。弾きだしたとたんに「イングヴェイ」になってしまうところが相変わらず。古めの曲もプレイしていて(ずっとこればっか?)、大満足でございます。また、Joe Satriani、Steve Vai、そして Yngwie Malmsteen による Little Wing なんてのも泣ける。頼んでやってくれるメンバーではないだけに号泣です。
さて、この G3 ですが、ギタリストが3人そろってツアーをまわるという企画、イングヴェイが参加するまで知りませんでした。Joe Satriani 自体、「モントルージャズフェスティバルで弾いてたな」ぐらいの認識しかなくって、まぁ、世の中知らないことだらけです。ということで、勝手に G3 を考えてみました。
Tom Morello / David FUZE Fiuczynski / Les Claypool
なぜか最後がベースだが、変態なプレイが続出、マトモじゃないだろう。と思うところだけど、実はこの人達はプレイしたことがあるんだよね。Frank Zappa でもいい。変拍子だらけ。
John Scofield / Lee Ritenour / Joe Pass
ジャズトリオではない。これは髪の毛がないギタリストによる競演。「髪の毛なんぞギタープレイには関係ない」というロックギタリストへの挑戦。
Jimi Hendrix / Michael Schenker / 寺内タケシ
「神」対決。それぞれの神ぶりを発揮して欲しい。
Stanley Jordan / Edward Van Halen / Jeff Watson
タッピング対決。高校の頃はライトハンドって言ってた。最後はエイトフィンガー。久しぶりに見たい。
Steve Vai / Brad Gillis / 山本恭司
ギャオギャオいわそうアーム対決。わびさびを効かせて山本恭司の勝ち。
Stanley Jordan / Mike Stern / Pat Metheny
フュージョンギタリスト対決ではない。いつも洋服がシマシマ模様の3人。それだけ。囚人服みたい。
Jeff Beck / Scott Henderson / John Scofield
これはちょっとマトモ。ソロがアウトする3人。意外にも成り立つんじゃないだろうか。
Eric Clapton / BB King / Yngwie Malmsteen
ブルースプレイ対決。最後の1人は最近になって、はなんちゃってブルースを弾きだした非ブルースギタリスト。イングヴェイが弾きだしたとたんに、2人が露骨に嫌な顔をする。そこが見物。
切りがないですね。他にどんなのがあるでしょう。コメントにゴー!
コメント
"THE INFINITE STEVE VAI : AN ANTHOLOGY"
そうこうするうちにG3の来日コンサートが近づいてきました(5月8日)。ロック界を代表するギタリスト3人による夢の競演とあって期待は高まるばかりですが、今日はその中の一人、Steve Vai のベスト盤 "THE INFINITE STEVE VAI" (2003年発売)を聴いています。…
Victor Wooten / Charlie Hunter / TM Stevens
これはペーシストなんでB3なんですが、ギター以上にギターらしい弾き方をする人達なんで、こんなG3でもいいかなと。
でもこの人達は結構あたりまえのようにいろんなバンドと一緒にやるから実現しやすいかも。
Nuno Bettencourt/Paul Gilbert/Richie Kotzen
90年代テクニカルギタリストであり、21世紀最後のギターヒーローのG3。ポールギルバートはRacer Xでドラム叩いてるし、ヌーノベッテンコートはExtreme時代にベースを弾いている曲もあるということ、あとリッチーコッツェンはMr.Bigのときにボーカルのエリックより歌がうまかったので、この3人の3ピースバンドを希望です。
>Adrian Belewを入れて欲しい。> プログレ対決
書いている途中で思いっきり頭をよぎりました。
一応、K.C.になっちゃうので思いとどまったわけです。
Steve VaiはDavid Lee RothのプロモVideoを集めたLDで見てます。
Yankee Roseとか今見ても元気でるよなぁ〜。
(ついでにCalifornia Girlのモデルさんも最高です!)
山下達郎 / 角松敏生 / プリンス
自称「ギターの腕に自信がある」ボーカリスト。あ、これじゃぁ V3 か。
ギター以外の部分で見せ場を作ってしまいがち。
当然、山下達郎はカッティングのみ。
単なるクリムゾンになっちゃうけど、Adrian Belew を入れて欲しい。> プログレ対決
ゴリゴリピキング対決のゲストにフランクギャンバレ。エコノミーピッキング対決に。ここにニールショーンを入れると単なるイジメに。
> Thomas 氏
確かに Vai はミュージシャンとして職人的なプレイをしますね。CDでもバラエティに富んだプレイをしてるし、「引くところは引く」というのはハードロックギタリストにはなかなか難しいようで(笑)。
Steve Vai といえば David Lee Roth とのギター&ボーカルの会話が印象的です。アルカトラズでのデビュー作もイントロからいきなり「やるな!」という感じでしたが、単なるロックギタリストでなかったところが、当時メタル少年だった僕には視野からはずれてしまった理由なのかも。
勝手なG3、面白いです。
ゴリゴリフルピッキング対決、ということで、
ポールギルバート/アルディメオラ/クリスインぺりテリ
というのはどうでしょう? レガートなし。
Allan Holdsworth / Scott McGill / Bill Conners
うねうねギタートリオ。ひょっとすると、DreamTheaterのジョン・ペトルーシなんかを入れてもいいかも…
(最後はReturn to Foeverに在籍していた人です。)
David Gilmour / Robert Fripp / Steve Howe
往年のプログレ有名バンドギタリスト。Gilmourは他の馬鹿テク・ギタリストと比較すると、ブルース・ギタリストではありますが…
でも、昔のギタリストは特徴的な音を出していたよなぁ〜。
初めまして。日頃から拝見させていただいていました。
このG3ライヴ、実際僕はカナダで観ました。僕も根っからの(!?)イングヴェイファンなのですが、実際すごかったのはヴァイです。あの人があれだけの人とは観るまで知りませんでした。
百聞は一見にしかずです。
出音からパフォーマンスまで完璧最高。悲しかったですが、イングヴェイの比じゃないくらいすごいです。
彼のCDの音はあまり好きではないのですが、ライヴでのトーンは抜群でした。3人で弾いたときも引くところは引いて出るところは出るといった感じで素晴らしかった。
ヴァイの時、会場のスタンディングオヴェーションが止まなかったのもうなずけました。
イングヴェイにはもっと昔みたいな少し構築したソロを弾いてほしいですね。