佐野元春の in motion 2003 – 増幅 は 自身のレーベルから CD-DA として発売されることが決まったようです。「in motion 2003 – 増幅」の発売にブレーキにあるように、もともと69分あるライブの流れを重視、 CCCD(レーベルゲートCD)を回避するには直販しかないとなった模様。佐野元春、やるなぁ。
レーベルゲートCD の場合、コピープロテクトの制約から収録は 65分が限界といわれている。まぁ、CD の再生時間はベートヴェンの第九が入るようにと設定されたという話だから 65分がどうこうという問題ではないけど、一般の人より、「自分は音楽を愛している」と自認しているリスナーに CCCD に抵抗がある人が多いわけで、アーティストによっては「届けたい人に届かないフォーマット」であるということもあると思います。
N@Blog 的には実際に自分の耳で判別できないとしても、アーティストが神経を削って作り上げたサウンドを CD よりも劣る方向でしか再現できないパチモンフォーマットには反対です。デジタルネットワーク時代の著作権保護を確立する過渡期とはいえ、その問題のしわ寄せをアーティストが作る音楽やリスナーに転嫁するのはやめて欲しいもんです。
コメント
そのうちCCCDフォーマットを使用しないレーベルへのミュージシャンの移籍の動きが起きたりするんじゃないかと密かに期待しています。しかしこのフォーマットの氾濫はどうにかならんもんか。ジョージ・ハリソンのダーク・ホース・イヤーズのBoxSetなんてフォーマット違いで5種類もあるらしい。この手の違いにウトい音楽ファンはタイマイはたいて買った媒体が聞けなかったりするかも知れない。うーむ…