引き続き NAMM 発表関連のトピック。我らが MOTU はどのような発表を行ったのか(行わなかったのか)。 Rock On NAMM Report や Unicornation の Forum に掲載されたNAMM 2005 & MOTU からの情報もおりまぜて。
Rock On NAMM Report – MOTU にある通り、 MOTU は Symphonic というオーケストラ統合ソフトウェア音源をデモしたみたい。 MachFive 、 MX4 のようにひとつの画面で動作するソフトウェア音源。個人的には「そんなものを作ってないで、 MachFive を充実させてくれよ」と思うのですが、 Symphonic には8GB におよぶサンプル(と呼んでいいのか?)が収録されているようで。まったく(羨ましい)。
MOTU Machfive の新しいバージョンも話題にのぼったようで、 Mach 5 version 2 では、 Giga や EXS のパフォーマンスの読み込み向上(こりゃ、 UVI-Xtract のことだろう)、スタンドアローンモードにも対応するとのこと。これでソフトウェア音源専用マシンでのスタンドアローン動作が期待できるんですが Mac 版が先行する感じ。 Loop Lab という Beat Detection Engin のような機能も盛り込まれるとか。エフェクトの向上や扱えるパートも増えるようだけど、こちらはマシンパワーとのトレードオフだろうから、なんか地味。
Spectrasonics の Stylus RMX が採用している自社のオーディオエンジン、 S.A.G.E. はタイムストレッチには非常に強力で高音質。 160bpm のループを 90bpm に落とすという過酷なテストでも他社のエンジンと全く違った結果をたたき出していた。まぁ、Spectrasonics Advanced Groove Engine という名前からも、音程感のないサウンドに最適化されているのかもしれないけど。で、 Spectrasonics 製品が S.A.G.E を作る前は、 UltimateSoundBank の UVI Engine を使ってたわけ。 MachFive もこれを使ってる。ここらへんに手は入らないんでしょうか。
話は変わるけど、Spectrasonics Trilogy で体験していた問題はやっぱり問題だったんだ(笑)。 Spectrasonics Trilogy を立ち上げた時に音が鳴らないことがあるというもので、オーディオハードウェアを設定し直せば鳴るというもの。 PowerBook G4 で作ったプロジェクト(当然、オーディオハードゥエアは内蔵で 44.1KHz /16Bit)で作ったプロジェクトを開いた時に発生していたので、こっちの問題かと思ってた。この問題点は既に認識していて、Spectrasonics のスタッフとやりとりをしているらしい。致命的ではないので、他の問題のフィックスとあわせて待ってます。
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