映画「機動戦士ガンダム 3部作」が Blu-ray トリロジーボックスとして発売されます。中高年を狙った「これでもか」系の商品のように感じますが、思い出深い劇場版。高いお金出して不幸な人が増えないように注意喚起をしておきます。
今回のトリロジーボックス、2つのバージョンがあります。「劇場版 機動戦士ガンダム Blu-ray トリロジーボックス」と 「劇場版 機動戦士ガンダム Blu-ray トリロジーボックス プレミアムエディション」です。現在、アマゾンの価格はトリロジーボックスが 12,960円、同プレミアムエディションは 21,600円です(案外良心的か)。
通常版とプレミアムエディションの差は、「データアーカイブ」「豪華ブックレット」「封入パンフレット・プレスシート類」、そして評判の悪い「特別版3部作」が付いてくること。そう、あの「がっかりな特別版」です。
劇場版ガンダムの黒歴史 特別版「めぐりあい宇宙」
営業妨害する気はないんですが、「めぐりあい宇宙」の特別版は酷いです。低予算で作られた1作目から1年後、子供達の人気を背景に満を持して公開された「めぐりあい宇宙」の完成度は非常に高いものでした。特に井上大輔が歌う「めぐりあい」そして「ビギニング」へ流れるエンディングは泣けたものです。家庭の小さいテレビで観たガンダムの物語ながら、映画館の大きなスクリーンと家のテレビとは全く違う音響、映画らしいエンディングの盛り上がりに感動した覚えがあります。
し・か・し、この特別編「めぐりあい宇宙」。聞き慣れたガンダム特有の SE(効果音)が全く違うものに録り直されているほか、要所要所で雰囲気をぶちこわす無神経な BGM セレクション、テンションの低い声優陣によるアフレコ、そしてとにかくエンディングがずっこけます。感動のエンディングどころか、テレビの次週予告編のバック音楽で終わります。パン、パパパパーってやつ。なんじゃそれ、俺の2時間を返せ!という感じ。
しかも、権利の関係か 5.1ch にこだわったのか、DVD ではオリジナルがなかなか発売されなかった。レンタル屋の DVD も特別版。あの最高傑作は長く封印され、粗悪な特別版が流通したのです。あれはホンモノではないんだよ。
ということで、クソな特別版が付いていない安いトリロジーボックスがおススメです。時間のある方は、【知らない人にこそ】劇場版ガンダム比較動画をご参考に。
コメント
めっさ分かる!! 仰るとおりでw
テンション低いアフレコって
すみませんが池田昌子さん大好きなのでその一言が悲しいです。
哀、戦士の特別編も特に酷い部分が目立ったけど(ズゴッグの足音やジャブロー迎撃のビームや機銃の音が最悪だったし、哀、戦士をED部分に持ってくるあたりで酷い)、めぐりあい宇宙も「劇場版1作目から見てるファンに対して失礼だろ」と思った。
特にラストのガンダムラストシューティングの部分で、ガンダムが倒れ込む時の音が妙な金属音って感じして「これはないだろう」て感じた。
音声を変えるんでなくて、フィルムをデジタル化するだけなら、まだ納得もできたし我慢もできた。
ただ 改変しなくていいような部分まで変えてしまったスタッフは無能すぎる。
小学1-2年の頃に一度観てさっぱり理解できず、
中学時代、友人の影響で再度見直した三部作。
あの時の感動は、やはりオリジナル版の、音と映像の一体感があってこそ。
夏休みの度に何度も観た。
「新録」を謳った改悪版を観たのは、自分は大人になってからだが、
「初めて観た劇場版が改悪版だった人たち」は、あの芸術に触れることはできなかったのだ。
それは、とても悲しいことだと思う。
ララアとの出会いで流れぬ「beginning」、ジオングとの闘い、そして、脱出に流れぬ「めぐりあい」、脱出では、まさかの早送り。終わったときには、もう二度と見ねぇ!と叫んでました。
効果音はほんとに重要ですよね!
ガンダムの足音とか駆動音とか、ビームライフルの発射音もオリジナルじゃないと気持ちよくないです(笑)
私の好きなジム(凸)の可愛い足音も無機質で変な音になってます…( ̄▽ ̄;)
特別編最悪!
全く同感!
っていいながら、今、めぐりあい宇宙見てます。
…あ、スレッガー中尉が死んじゃった…(´;ω;`)