LensBlur というアプリが面白しろそうなので買いました。iPhone ではなく、Mac で動作するアプリケーション。イメージファイルをボケ処理させるアプリ。
PhotoShop のような輪郭をボケさせる Blur(ぼかし)ではなく、カメラレンズによるボケをシミュレートしているのが特徴。ソフトフォーカスの画像を作る用途ではなく、スタイリッシュなバックグラウンドイメージを作れるのが面白そうで買ったみました。
「リアルレンズによるボケエフェクト!」と副題がついていますが、ボケって世界共通語だったんですか。
アプリの概要
まずこのアプリの最大の特徴、「カメラレンズ」によるボケをシミュレート。Canon EF 35mm f/2、Canon EF 100mm f/2.8L IS USM、Canon EF 135mm f/2.8 Soft Focus、Nikon AF-S NIKKOR 85mm f/1.4G、Virtual Lens 55mm f/2.8 というレンズが用意されています。キヤノンとニコンのレンズはどれも大口径のボケそうなレンズですが、作者が持っているレンズなのか、もっと高級なレンズもあるだろう、なんて思ったり。
まぁ、レンズによりボケ効果をシミュレートするように右図(公式ホームページより)のようにタマが大きくクッキリとしたボケ画像を作ることが出来ます。夜景なんかを処理すると一発で素敵な写真が作れる訳です。
また面白いのが、Twitter / Facebook のプロフィールバックグランドや、iPhone の壁紙、アプリ UI やプレゼンの背景を簡単に作るためのオーバーレイが用意されています。「レンズシミュレートによるボケ写真からスタイリッシュなバックグランドイメージを簡単に作れる」というのがコンセプトみたいです。
アプリの使い方
では簡単に機能を見ていきましょう。サンプルはこれ。箱根彫刻の森美術館のステンドグラスタワーの写真です。撮影したオリジナルに Lens Blur をかけていきます。読み込みはドラッグ&ドロップで。
まずは、Canon EF 135mm f/2.8 Soft Focus を選んでみました。いわゆるソフトなボケ効果です。人物や花、最近では桜の写真にも使えそうですね。
パラメータとしては、絞りの形状(簡単な多角形から★型、♫型なども選べる)、露出、ハイライトの明るさ調整、ボケの明るさ調整といったところです。スライドを左右に調整して効果を覚えていけばよいでしょう。
サンプルオーバーレイの使い方
次は、サンプルオーバーレイの例。最近流行の Twitter や Facebook の背景もかっこよく作れます。 Sample Overlay では上図のように、Facebook Cover、 iPhone Home Screen、 App UI、Logo、Presentation、Twitter Profile、Web Mockup というオーバーレイ(ガワ)が用意されています。それを選択すると簡単に完成イメージを確認できます。
結論:用途によっては手っ取り早い
一応このアプリには、絞りの形状を追加パックが買えるようになっています。まぁ、気に入った人は買えばいいかも。
面白いアプリですが、効果のプレビューが結構重いです。慣れるまでは最近の一眼レフの大型イメージではなく、縮小版の画像を作成して試してみるのがいいでしょう。ついこの週末にも Ver 1.3.0 が公開され、絞りの形状が拡充されましたが、将来のバージョンではレンズの種類も増やすというので楽しみです。
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