Kindle Paperwhite を手に入れてから本を読む機会が増えました。セミナーやプレゼン資料作成でビジネス書が検索できるのはとても便利。本棚がビジネス書ばかりになるのはこれで回避できる。旅先で本を買っても持ち物が増えなくていい。個人的には文芸書は「紙」でページをめくって読みたい派。本屋で買いにくいラノベの蔵書が増えたのはなぜなのか(笑)。
音楽と同じく懐かしいモノに手が出てしまうのですがソノラマ文庫は実に懐かしい。高千穂遙と安彦良和のイラストが完璧な世界観を創り出していたクラッシャージョウにダーティペア(ん、これはハヤカワだっけ)、小説版機動戦士ガンダムはいうまでもなく、菊池秀行の吸血鬼ハンターD、そしてトレジャーハンターシリーズですよ。
高校生くらいによく読んだ菊池秀行。今になって振り返れば「中二病の元祖」なのかもしれないけど、特にエイリアン秘宝街からはじまるトレジャーハンターシリーズは夢中になって読んだ。ひょっとして、自分のかっこいい男子像のオリジナルはこれなんじゃないか、とか思う。試しに Kindle で探してみたら朝日新聞出版から出てる。あれ?イラストも天野喜孝じゃない。あぁ、朝日ソノラマは廃業したんだっけ。
トレジャー・ハンター八頭大 ファイルⅠ はエイリアン秘宝街、エイリアン黙示録、短編のエイリアン旋風譚がセットになってる。会社帰りにワンクリック。一気呵成に読んでしまったが読み応えもあり満足。
初作エイリアン秘宝街ではトレジャーハンター八頭大と太宰ゆきの出会いと東京の地下に広がる異様な世界に高校時代にあっという間に引き戻され、続くエイリアン黙示録ではイエスキリストとユダの人類の未来をかけた壮絶なバトルの描写に圧倒され。今読んでも古さを微塵も感じさせない文体・グルーブ感はさすが(そりゃ「国電飯田橋駅」なんてフレーズが出てきてびっくりしたりしたけど)。
中学・高校時代に読んでた本の方がよく覚えてるなぁ、とか思う。歴史検証モノや学術書、サイエンス系書籍を読み漁ろうと思っていたのに、Kindle のマイライブラリが SF ばかりになっちゃう。楽しいけど。
ちなみに菊地成孔さんは菊池秀行の弟。ジャズ研で本人を紹介された時に、兄が菊池秀行であることに興奮して思いっきり引かれたのは今となってはいい思い出(笑)。物語シリーズも大方読み終わったし、エイリアンシリーズを読破したら次はクラッシャージョウを読んでみようかな。クラッシャージョウは新刊も出てるみたいだし。
なんか今、Kindle のキャンペーンやっているみたいですよ。
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