Update – 2023年度版を公開しました!
手帳選びの時期がやってきました。ちょっと早い感じもするけど、Waveform Lab の手帳関連ページのアクセスも多くなってきたので、2020年版をまとめてみようと思う。
スマートフォンと手帳を併用する時代には、ウィークリーフリーフォーマットを薦める
Waveform Lab では「手帳はウィークリーフリーフォーマット」を選ぶように啓蒙してきた。スマートフォンのカレンダーに詳細なスケジュールを入力しているなら、手帳にスケジュールを転記することは「無駄」以外の何物でもない。逆にスマートフォンのカレンダーで対処できないのは、タスク管理 だ。
もちろん、スマートフォンのタスク管理アプリを利用したり、Trello のような Webサービスを使う手もある。自分の場合、「紙の手帳が好き」というのもあるし、何より「会社の業務を外部の Webサービスに書き込むのは当然に禁止」というレギュレーションの会社に勤務しているので、スマホと紙の手帳との併用しか手がないのだが、意外にも心地よいのだ。
ビジネスマンのパフォーマンスを決定づけるのは、最適なタスクを立てる、そしてタスクを見直すプロセスを定着させること だ。最適なタスクを計画することは、長期的なパフォーマンス向上にはタスクを実行することより重要だ。
自分の仕事だけでなく、チームスタッフのタスク進捗も管理するマネージャー職は特に「タスク管理」が必須の業務となる。スタッフ職はマネージャー職より密度が濃い業務を担当しているので、やはり「タスク管理」が重要だ。
タスクの多くはデイリーベースでは処理できない。週単位で現在走っているタスクを見渡せる ことが何より重要なのだ。よって、使うべき手帳はフランクリンプランナーのようなデイリーベースではなく、ウィークリーベース にするべきだ。
また、書き込むべきはスケジュールやアポイントメントではなく、タスクだ。タスクには「重要度(プライオリティー)」と「締切(ターゲットデー)」が必ずあるはず(タスクの4マトリクスの概念を意識する)。またタスクはそれぞれ期間的に幅がある。立てるべきタスクを考えながら自由に記入するには、書き込むスペース が必要だ。
よって、使うべきは、ウィークリーで、書き込むエリアが大きいフリーフォーマットを選ぶことになる。ノートは方眼用紙であるべき。
ウィークリー・フリーフォーマットを活用することで、タスクの見直し、重点施策や短期施策の進捗状況を週単位で自然に見直せるプロセスが構築できる。
まとめる。
- スマートフォンでスケジュール管理するなら、手帳はタスクを管理することに使う。
- タスクは期間的に幅がある。デイリーベースではなく、ウィークリーベースの手帳を使う。
- タスクは重要度や締切を判断して書く。中期目標や重要目標も書く。週単位でタスクを見直せる。
- タスクを書き込むには書き込むエリアが大きいものを選ぶ。
- ノートはみな方眼であるべき。
そして個人的に、手帳選びの基準に1点追加したい。「万年筆でもにじみが少ない紙を選択する」だ。
ES Diary
愛用していた「ラ・アプス こと録手帳」の紙が薄いものに変更され、万年筆では裏写りが激しくなったので、ここ 2年使っているのが、ES Diary だ。紙は厚みがあり上質な方眼用紙でブルーブラックの万年筆とマッチするクリーム色 が実にいい。しっかり開く製本もいい。
該当するのは「ウィークリーノート」。今年は A6 が復活、A6 B6変 A5 の3サイズ展開。自分は A5版を使っている。数が多いので B6変とA5サイズを中心に紹介する。
ラ・アプス こと録手帳
ユナイテッドビーズは良質の手帳やカレンダーを作っていたけど、倒産しちゃったんだね。うーん残念。ラ・アプスは曜日表示が左側に移ったんですね。カラーバリエーションは Amazon の詳細ページで選択できます。
実物を確認しましたが、今年も紙質は薄いものを採用。手帳の重さを軽減できる一方で万年筆では辛いです。ボールペン派ならデザインがバラエティに富んでいて、サイズもいい感じなのでオススメです。ちなみに万年筆の裏移り防止には顔料インクがいいです。
高橋手帳
手帳の定番、高橋手帳からも「バーティカルノート」という名前で登場た。心強い。サイズは A5 版。
マークス ママダイアリー
マークスのウィークリー・バーチカルはアポイント記載用なのだが、ママダイアリーシリーズは書き込むスペースが多い。ママダイアリーのウィークリー・バーチカルだ。手帳はデザインも楽しみたい。このシリーズはポケットがあったりと便利そうだ。
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