
IK Multimedia の TONEX One について。最近、ギターを練習している。ベースギターはずいぶん前からプレイしている。僕は楽器ガジェットが大好きなのだが、エフェクターペダルは意外なほど持っていない。
学生時代に担当していたパートはキーボード。鍵盤に外部音源にエフェクターと、重い機材を持ち歩き続けた。ベースはベースギター1本でスタジオに現れ、シールドをアンプに差し込めばセッティング完了。本当に羨ましかった。現在のベースがアクティブベースで手元のダイヤル操作でいろんな音が出る、というのもあるのだが、エフェクターは持ち歩かない。
なので、ギターエフェクターも Positive Grid Spark まかせ。BOSS GX-10 を買ってみようかな、と思ったのだが、最近の音作りは「エフェクターをつなげてでコツコツ」というより、「機械学習で本物のアンプやキャビネットをシミュレートしたモデリングペダルが簡単」ということで、コンパクトな IK Multimedia TONEX One を購入してみた(夏くらいの話だ)。
IK Multimedia TONEX One

IK Multimedia TONEX Oneは、コンパクトながら非常に高品質なアンプ/キャビネット・モデリングペダル。IK Multimedia のAIモデル「AI Machine Modeling」のプリセットを鳴らすことができる。ミニペダルサイズながら多数のプリセットと専用ソフトウェア TONEX Editor との連携機能を備えた、練習・レコーディング・ライブ用途ともに汎用性が高い一台。ユーザの満足度は高く、数台持ちしている友人もいる。

収録のプリセットに限らず、ユーザのモデルライブラリ ToneNET のアンプ/キャビネット Tone Model をインポートできる。世界中のユーザがキャプチャしたモデルを使えるので音作りは無限大だ。
サウンドは「マジ、すげーな」と、感動レベル。プリセットを選ぶだけでマーシャルだの、メサブギーだの、いろいろな音が出る。その再現度も凄い。「よく特徴を掴んでいるな」とかではなく、「本物じゃん」というレベル。まぁ、実機のモデリングだから本物っぽいよね。仕事では言語系の AIモデル開発とかやっているのだが、「最近のテクノロジーは凄いよな」って思う。

これはベースモデルの TONEX One Bass Edition
TONEX One は2つのモデル(A/Bモード)を使うことができる。アンプ/キャビネットモデルに加え、いくつかのエフェクト(Noise Gate、Compressor、5x Modulation、2x Delay。Reverb)を設定できる。Bass / Mid / High の EQ も使える。TONEX One は 160g という超コンパクトなサイズながらマルチエフェクターなのだ。
アウトプット端子はステレオ出力に対応、USB-C 端子を備え、Mac/PC につなげばオーディオインターフェイスにもなる。
なので最近は、TONEX One にヘッドフォンを接続し、USB-C で接続した Mac で TONEX Editor でプリセットを変更しながら練習している。Michael Schenker や Yngwie Malmsteen、Van Halen のサウンドを再現、MacBook Pro で YouTube を再生しながら、最高のサウンドで練習できる。もう最高。

TONEX One にはベースギター用のモデル TONEX One Bass Edition もある。プリセットがベース向けになっているだけでハードウェアとしては同じだ。今月末にライブセッションがあるので、ベースのプリセットを探してみたが、Marcus Miller のモデルもいくつもあった。TONEX One に送り込んだら普通に使うことができた。Sadowsky MV5 はもともとサウンドが似ているのだが、笑うくらいにそっくりなサウンドが出る。TONEX One でセッション曲を練習してみたが本当に楽しかった。
ということで、IK Multimedia TONE One、オススメです。1台買って損なしですよ。








































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