dp 4 ファーストインプレッション

RECORDING

土曜日の夜に届いたアップグレード版の dp 4 。僕の音楽マシンである PowerMac G3 350 Yosemite にインストールしてみました。結論からすると、G3 350 では「カナリキツイ」感じです。

Mac OS 9 で従来の Digital Performer を使っているユーザはインストール時に環境設定を引き継げるということでしたが、「見つかりません」というメッセージが出て、初期設定のファイルの場所すら指定させてもらえず、引き継げませんでした(笑)。MIDI 環境は dp 4 の Extras フォルダにある FreeMIDI Converter というアプリを使えば、Mac OS X の Audio MIDI Setup に移植されます。これは問題なく移行できました。

で、動作はまだ安定してません(苦笑)。これは使用しているマシンの性能にもよってくると思いますが、負担の大きいプロジェクトだと、インターフェイスすべての動作が遅くなります(これは DP ならよくある現象です)。 Mac OS X になればタスクが重くても、アプリのスイッチとかインターフェイスのコントロールはスムーズになると思ったのですが、OS のすべての処理ごと重くなります。要するに「ウンともスンともいわない」状態に遭遇します。Mac OS X でここまで重いのは見たことがありません(涙)。新しいマシンが欲しいところです。

Mac OS 9 とのパフォーマンスについて厳密な比較はしてませんが、それより挙動がかなり違うのに驚きます。Performance を見てると CPU オーバーロードが画面の切り替えや小節移動で瞬間的に発生したりします。重いプロジェクトでは CPU もバッファも大丈夫という表示なのに音が途切れたり、突然、MIDI only モードになったり。これは不安定というより、癖がかなり違う感じです。まだ、Mac OS X アプリとして最適化が進んでいないからかも。重いプロジェクトの方がエラーが多くなる感じ(負荷テストじゃなく、Yosemite にとって Mac OS X が重いのよ)。

1時間ばかりしか触ってないのですが、こんな感じです。いろいろやってみたくても、純正の MAS プラグインしかない状態ですので、ちょっと寂しい。ソフトシンセも Mac OS X 対応してないし。フリーズトラックも試してません(マシンがフリーズするから、ウソ)。

Digital Performer のインターフェイスって、DP 3 の頃と変わってないので dp 4 が Mac OS X ベースになったからといっても違和感なし。MIDI デバイスのパッチネーム表示が Aqua タイルで遅いです。泣き笑い。あと、メニューの並びが変わってますね。最初、戸惑いました(分かりやすくなった感じではあります)。あー、ホント。速いマシンが欲しくなってきた。

RECORDING
この記事をシェアしてくれると、とても嬉しい😆
Follow Me !
波形研究所 所長

WAVEFORM LAB(ウェーブフォーム・ラボ) は音楽制作、デジタルライフ、イノベーションをテーマとするサイトです。

1997年、伝説の PDA、Apple Newton にフォーカスした Newton@-AtMark- を開設、Newton や Steve Jobs が復帰した激動期の Apple Computer のニュースを伝えるサイトとして 200万アクセスを達成。2001年からサイトをブログ化、2019年よりサイト名を WAVEFORM LAB に改称、気になるネタ&ちょっとつっこんだ解説をモットーにサイトを提供しています。

Follow Me !
WAVEFORM LAB

コメント

  1. N@ より:

    ちょっと長いけど、Freeze Selected Track の機能説明。明日には記事にします。
    フリーズトラック機能
    オーディオメニューに “Freeze Selected Tracks” コマンドを追加しました。このコマンドは、バウンス機能と良く似た働きをします。オリジナルトラックと同じアウトプットを持つ新規トラックを作成し、オリジナルトラックに適用したリアルタイムエフェクトを新規トラックにプリントします。その上、新しく作成したフローズントラックにオリジナルのボイスを自動的に設定し、オリジナルトラックのボイス設定を “None” (トラックウインドウ表示は“-”)に設定します。
    この機能は、コンピュータのプロセッシングリソース管理の上で非常に便利な機能です。トラックの状態を現状でフリーズすることができるだけでなく、後から必要に応じていつでもオリジナルトラックに変更を加えて再フリーズすることもできます。Digital Performer はオリジナルトラックとフローズントラックの関係を常に記憶するため、2 回目以降にフリーズトラックを実行すると、最初に作成したフローズントラックにデータをバウンスします。フリーズトラック機能では、常にトラック全体をバウンスします。
    トラックをアンフリーズするには、フリーズしたオリジナルトラックを選択した後、シフトキーを押しながらオーディオメニューより “Unfreeze Selected Tracks” を選びます。トラックをアンフリーズすると、フローズントラックに貸し出していたボイス設定をオリジナルトラックに設定し直し、フローズントラックを “None” に設定しす。
    バーチャルインストルメントの MIDI トラックとバーチャルインストルメントのaux リターントラックをフリーズすることもできます。両方のトラックを選択した後、オーディオメニューより “Freeze Selected Tracks” を選ぶと、aux トラックと同じアウトプットを設定した新規フローズントラックを作成します。 MIDI/aux トラックでフリーズトラック機能を実行した場合には、 MIDI/aux トラックの再生選択解除を手動で行わなければなりません。

  2. N@ より:

    ウィンドウのミニメニューがかなり違ってます。Delete Track とか探しちゃいました(新設された Project メニュー上部にトラックのコントロールがある)。
    Freeze Selected Track は実時間かかるような気が。Freeze したトラックは新規に起こされるので、最後のミックスの時に使うとスタジオサイズに余裕が必要です。で、Digital Performer Help に Freeze Selected Track の説明がない(苦笑)。ひょっとして、DP 3.1 時代のものを使った?

  3. おが より:

    買っちゃえ〜!>PowerPC 970 Dual

  4. N@ より:

    よく見るエラーメッセージ:
    Program error: a connection between two modules was mode more than onece. (MotuAudioSystem Mas MasModule.cpp, 334 [18:0])
    なんか詩的ですね。

タイトルとURLをコピーしました