Native Instruments MASCHINE+ 唐突に発表、スタンドアローンで動作する MASCHINE が登場

RECORDING

MASCHINE +

突に Native Instruments がスタンドアローンで動作する MASCHINE 、MASCHINE+(Plus) を発表した。MASCHINE Mk3 のボディに MASCHINE 専用システムと音源をパッケージした、コンピュータなしに使えるスタンドアローン MASCHINE

MASCHINE って意外にコンピュータ負荷が低いソフトウェアなんだけど、Reaktor や Kontakt も一緒に動かせるスタンドアローンマシンが出来ちゃった。10月1日発売予定で、現在すでに予約を受付ている。価格は税込み 149,800円。

MASCHINE でパフォーマンスしたい、MASCHINE でトラックメイクしたい、というファンの夢を叶えるプロダクト。

MASCHINE + とは

MASCHINE +

MASCHINE+ はスタンドアローンで動作する MASCHINE 。AKAI MPC のような 16のパッドを用いたインターフェイスで、直感的・効率的なワークフローを実現する。AKAI MPC Software と比較して、10年以上のソフトウェア・ハードウェア開発の経験が生かされており、オーディオとMIDI、パッドとキーボード、内蔵音源と外部音源の統合など、複雑になりがちな機能をうまく整理している。

誰もが扱えて音楽制作的ダイレクトのシンプルなワークフローは業界的も定評があり、ファンも多い。そのワークフローをコンピュータなしに(というか、コンピュータを内蔵することで)実現したのが MASCHINE+ だ。

ハードウェア

MASCHINE + はコンピュータを内蔵した MASCHINNE であり、従来通り Mac に接続すれば通常の MASCHINE として使える(コントローラーモードと呼ぶ)。

内蔵コンピュータのスペックは 4コアプロセッサー・4GB メインメモリ・32GB フラッシュストレージ、という構成。Wi-Fi を搭載しており、MASCHINE+ のオーソライズやシステムアップデート、音源の取り込みはネットワーク経由で行う。

MASCHINE +

オーディオ・MIDIインターフェイス等は基本的に MASCHINE Mk3 と同様。Phone、LINE OUT × 2、LINE IN × 2、MIC IN、MIDI IN/OUT 、PEDAL、ホストと接続する USB ポートがある。

MASCHINE Mk3 にないインターフェイスとしては、USBポートが2つ、SDカードスロットが追加されている。また、ACアダプタはロック式の新設計で不用意にコネクタが抜けてしまわないようになっている。ボディはアルミフィニッシュだ。

MASCHINE Mk3 をベースにしているが、オーディオインターフェイスは MASCHINE+ モードで 44.1kHz/24-bit 固定となっている。Mac と接続したコントローラーモードの時は 96kHz/24-bit が使えるようだ。

MASCHINE+ がどのくらいのインストゥルメントやエフェクトを立ち上げられるのかは分からないが、44.1kHz/24-bit 固定ということで、かなりのプロジェクトが扱えるのではないかと思う。

ソフトウェア

MASCHINE +

MASCHINE+ のソフトウェアだが、MASCHINE+ 専用の縮小版 MASCHINE が動作するというより、おそらくフルバージョンの MASCHINE が動作していると思われる。

MASCHINE は MASCHINE ソフトウェア単体でシンセサイザー(DRUM SYNTHS や BASS SYNTHS)、多種多様なエフェクトとオーディオループやサンプルライブラリーを持っている。この MASCHINE ソフトウェアに加えて MASCHINE+ SLELCTION という MASSIVE や FM8、REAKTOR 6 や KONTAKT 6 という Native Instruments のフロントラインのアプリケーションや数々の EXPANSION が付属しており、買ったその日から音楽制作には十分な環境が手に入る。あの MONARK も付属する。

外部のソフトウェア音源を持ち込めるのかは分からない。REAKTOR / KONTAKT ライブラリは他社製品でも持ち込めるかもしれないが、プラグインエフェクト・インストゥルメントはスタンドアローンには持ち込めない。

MASCHINE はほとんどの作業をハードウェア操作で完結できるように設計されている。なので、MASCHINE+ も実現は比較的容易だっのではないだろうか。

一方で、コンピュータでは他 DAW との協調作業が可能だ。「 MASCHINE でトラックメイクして DAW で仕上げる」という使い方だ。

My Tracks : May Drum’n’Bass / May 16, 2020 – MASCHINE & Digital Performer での制作解説
Track 解説です。先週末に制作した楽曲は Native Instruments MASCHINE でトラックメイクし、MOTU Digital Performer でミックスを行いました。最近は MASCHINE を最初に立ち上げること

MASCHINE+ では MASCHINE+ 単体で楽曲を完成させなければならない、ということで、ソングビューを強化した CLIPS という機能が追加されているようだ。MASCHINE のソングビュー強化は MASCHINE の課題であり、この機能は 10月1日以降、通常の MASCHINE にも追加されると予想している。ということは、MASCHINE 3 はまだまだ先なのかな?

MASCHINE+ は Ableton Link にも対応している。iOS の iMASCHINE との連携や Ableton Link 対応アプリケーションとの同期・連携も可能だ(しかも Wi-Fi で)。

MASCHINE+ はどーなんだろうか

MASCHINE+
MASCHINE+ ってどーなんでしょう、という話を。

まず、個人的な感想。自分は MASCHINE をよく使っているんだけど、実際の操作はコンピュータに向かってやる派だし、MASCHINE や Native Instruments 以外の音源も結構使うので、MASCHINE+ を買い足すかと言われればしないと思うし、次回買う MASCHINE を MASCHINE+ にすることもないと思う。

でもね、すぐ横にある MASCHINE Mk3 を眺めながら思うのが、「これがコンピュータとの配線なしに使えれば、それはそれで便利なんじゃないか」と思うのも事実。AKAI MPC LIVE や MPC ONE、Roland MC-707 などのグルーブボックスと比較して考えれば、 MASCHINE が動作して 149,800円(税込み)は結構イイんじゃないか、という感想。MASCHINE+ のプロジェクトは MASCHINE でも使えるだろうし。

またオーディオ・ MIDI インターフェイスも一通り揃っているから、MASCHINE+ を中心とした非コンピュータDTM 環境の実現も可能だ。そう思うと面白い。

MASCHINE+ を買う人は、現在 MASCHINE を使ってない人だと思う。「レコードをサンプルしてトラック作ってみたい」「パッドでパフォーマンスしてみたい」「かっこいいサウンドを組み合わせて曲を作ってみたい」、そういう MASCHINE の引力に惹かれる傾向のある人をターゲットにしているんだと思う。YouTube で “MASCHINE Performance” で検索すると、パフォーマンス系動画がたくさんアップされているのが分かる。こういうのを自分でやってみたい!という人に向けたプロダクトなんだろうね。

ひとまず、NI にとって MASCHINE が重点プロダクトだということも分かって安心したよ(笑)。

Introducing MASCHINE+ | Standalone Production and Performance Instrument | Native Instruments
MASCHINE+ – Native Instruments
Native Instruments
MASCHINE+ Walkthrough | Native Instruments – YouTube

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