オールドレンズ、Canon FD 50mm F1.4 S.S.C. を入手しました。ヤフオクで 5,000円ちょっと、スマホ操作ミスで間違えて入札(苦笑)。価格はもっと安く狙えると思うので「失敗したな」と思いましたが、レンズの状態は良く、曇りやカビもないので、ひとまず安心。
CANON FD50mm F1.4 S.S.C. スペック
発売年月 | 1973年(昭和48年)6月 |
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発売時価格 | 32,000円 |
レンズ構成(群) | 6 |
レンズ構成(枚) | 7 |
絞り羽根枚数 | 8 |
最小絞り | 16 |
最短撮影距離(m) | 0.45 |
最大撮影倍率(倍) | 0.145 |
フィルター径(mm) | 55 |
最大径x長さ(mm)x(mm) | 65.3 x 49 |
質 量(g) | 305 |
出典:CANON CAMERA MUSEUM – CANON FD 50mm F1.4 S.S.C.
かなり手強いがオールドレンズらしい風合いがたまらない
ということで試し撮りをしたのですが、このレンズ、すごく難しい。開放がとにかく甘い。なにも意識しないで撮影するとボケボケの写真が量産されてしまう。以下、こういう方向なんだろうなぁ、という奇跡的な数枚を掲載。基本、トリミングもなしの RAW から JPG 現像です。
ピント合わせについては SONY NEX-5T は非常に使い易いカメラなので助かる。MFアシスト機能といって、ボタン一発で画面の一部を 4.8倍、二発で 9.6倍に拡大し、細部のピント合わせを支援してくれる。これで追い込めば大丈夫。あとは絞り。絵を見た瞬間に暗めに落として花の色を云々、と思って撮ったが、もう奇跡の2枚。十数枚撮ったが思った感じにならない。うー。
絞ればキチッとした絵になる。まぁ、F16 くらいだったと思う。
これは確か、F9 くらい。これでもボケっとしている。拡大すると色収差出てる。
まぁ、オールドレンズっぽくていいんだけど、ピントだけを気にしてたら、こんなほんわかな写真になってしまう。
単焦点は 50mm が基本ってフルサイズの場合だと思うんですよ。APS-C の場合、どう考えても FD28mm F2.8 S.C. の方が使い易い。この写真のように、どうも距離感が中途半端。こういうんじゃないんだろうな。
FD 50mm f/1.4 S.S.C. はオールドレンズっぽいレンズ。ボケも独特(このボケ型は何に合うんだろうか)。色の方向もこれまでと違う。うーむ。でもルックスは非常に良い ?
コメント
おそらくアダプターの性能が悪いのです。
キヤノンFDマウントはフランジバックが短いために、普通なら無限遠に合わせることが出来ないものを無理に粗悪なレンズで補正しています。
FDレンズ自体の性能は普通以上です。
なるほど。この KIPON のアダプターはレンズは使用していませんね。