5月 24日 六本木アルフィーでのライブ、吉澤はじめ・中島朱葉・小泉P克人・濱田省吾のライブレポート。なんか、吉澤はじめのライブだけレポートしている感じだなぁ。先月には Kraftwerk 行ったんだけど(笑)。
でも、吉澤はじめのライブはもう少し回数行ってるんだけど全部レポートしている訳でもない。MONDO GROSSO、SLEEP WALKER などの数々のクラブミュージックでの活動を経て、最近の吉澤はじめの活動としては、ラップありのヒップホップ系(かつ西東京系)の MANTASA(まんたさ)(吉澤はじめ・岩見継吾・永田真毅)が多いんだけど、ジャズ(かつ吉澤はじめの楽曲)という面では、小泉P克人・濱田省吾とのユニットは迫力が違う。また足を運びやすく、あの六本木アルフィーでのライブというのもあるかな。
ちなみに文中メンバーに「さん」付けでないのは勘弁(笑)。
今回はサックス中島朱葉を迎えてのカルテット
今回はこれまでになく熱い・レベルの高いライブだった。荒巻茂生、本田珠也との「世界逸産」ユニットでも熱量が高いハイレベルの演奏はあったんだけど、比して若いメンバーによる演奏はこれまた違うんだと思う。
小泉P克人・濱田省吾の両人も回数を重ねることで、吉澤はじめの楽曲にも慣れてきて(本人いわく、これで5回目だとか)、演奏の解像度も上がってる。そして、今回はアルトサックスに中島朱葉が登場、サックスメロの演奏も新鮮だった。
小泉P克人 は最近だと沖野修也の Kyoto Jazz SEXTET でも活躍。今回もアップライトベースでの演奏だったが、これまた凄い。クラブジャズから4ビートまで変幻自在、バッキング・ソロともに聴いていて実に楽しい。濱田省吾 は正直、昨日の演奏ではボルテージコントローラー。「熱さ」の根源であり、アイデアあふれるソロも楽しい。
でまた、中島朱葉のサックスにびっくり。容姿からはギャップさえ感じるシニアが吹いてるような深い音色(すいません)。彼女が入ったことにより、吉澤はじめのピアノも前回の演奏からは、かなり違ったものとなっていた。
吉澤はじめの演奏は、座席が本人のモロに真後ろだったんだけど、まぁ、その、天才なんですね。なんかピアノという楽器が遠い世界にあるように感じましたよ。
セットリスト
1st stage
1. New Day
2. May
3. Satellite Dancer
4. Spring – Otozure –
5. Eastern Step
2nd Stage
1. Thursday
2. My Favorite Things
3. Star Eyes(Charlie Parker)
4. Double Moon
5. Waltz For Jason
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6. Blues
このユニットを吉澤はじめカルテットにして欲しい
ジャズというと、聴き慣れない人には敷居がなぜか高く感じられ(そんなこと全くないのに)、聴き慣れた人にはメロやって、ソロまわして、メロ戻ってジャーン、という演奏個人技のように感じられるんだけど、吉澤はじめの演奏は、本人の美しい楽曲の数々を丁寧に演奏し、そのスタイルも幅広いので、聴いていいて楽しい。
この素晴らしいユニットを「吉澤はじめカルテット」としてある程度、固定して定期的に演って欲しいなぁ、と思いました。
吉澤はじめの活動は、Hajime Yoshizawa 公式 Facebook ページ にまとまってます。ぜひフォローを。ライブにも足を運んでくれると嬉しい。
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