Einstein Project の解説ミニ連載その3。多くの人が「壁」にぶつかるのはこ作業だろう。 Einstein は StrongARM ベースの Newton ハードウェアをエミュレートするだけなので動作には ROM が必要だ。この ROM は Newton から吸い上げる。そう。今ある Mac と Netwon を接続しなけらばならない。昔の Mac 一式があるならてっとり早い。そちらで作業するべきだ。
ここからは Ethernet カードによる TCP/IP コースと、シリアルUSBアダプタコースに分かれる。 Newton 用の Ethernet カードを持っているくらいの人は自力でなんとかするだろう。方法としてはスマートだし、難関ポイントが少ない。が、シリアルUSB接続による解説はないようなので、この方法にチャレンジしていく。
実は Mac OS X で Newton との接続環境を作るのは簡単だ。NTK – Newton Took Kit を使わない限り、 Classic 環境を起動すれば完了だ。問題はハード的なこと。「今のマシンにはシリアルポートなんて付いていない」ことだ。なので正確には USB のマシン環境でシリアルを使えるようにするのにコツがいるのだ。
Mac OS X と Newton の最初のパート「★ Mac OS X と Newton との接続 2001.9.6」を参考にして欲しい(自分で書いていて忘れてた記事だ)。このパート以外は読まなくていい。ややこしくなる。
- Mac OS 8.6-9.x ドライバをダウンロードする。
- インストーラーの指示に従い、Classic 環境でインストール。
- アダプタを USB ポートに接続して、コントロールパネルの Keyspan USA28X Manager をオープン。 Assistant ではなく Manager だ。コントロールパネルに見当たらない時はシステムフォルダの中をチェックする。 Classic でインストールするとシステムフォルダの最初の階層にインストールされることがあった(チェックしたのよ)。
- 下記の写真のようにセッティングする。これから以降はアダプタの「ポート1」を Printer Port として使うことにする。