遅めのレビュー。 Digital Performer 4.6 には Pitch Automation が追加された。 AutoTune みたいにオーディオデータのピッチを検出し、それを修正することができる機能だ。ここのところ忙しかったし、メインマシンの Power Mac G5 を修理に出したりで、dp 4.6 を本格的に使えなかったんだけど、この週末に使ってみた。で、このピッチオートメーション、凄い。けど、おかしい。
とあるプロジェクトでギターのメロディを自分で入れてみたんだけど、一部分がうわずってる。うわずっているノート1カ所を修正する。該当部分を Track Window で表示して、 Pitch Automaion を選択すると一瞬でピッチが検出される。しかも、ピッチセグメントという「ピッチの塊」ごとに区分けしてくれるので、修正が楽だ。修正部分を選択して、Pitch Quantize を実行。で、再生。うんうん。直った感じ。
で、しばらくすると、修正した部分が元に戻っている。いや、 Automation データは修正されているが、再生音に反映されていない感じ。なんで?
某ヤマキ氏(師)に聞いたり、メーリングリストを調べた結果、「新しいトラックを作って、問題のあるオーディオデータ/エフェクトなどをコピーすると良い」とのこと。
この Pitch Automation 、データとしては「オートメーション」なんだよね。なのに、 Soundbites Window で鳴らすと、 Pitch Automation が適用された形で再生されちゃう。 Track Window では反映されていないのに、ソースの Soundbite Window では反映されて再生される。バグみたい。元の Soundbite WIndow の音が変化しちゃうので、聴き比べはオートメーションの BYPASS を使うのかもしれないけど、前述のバグでそうもいかず。
あと、ピッチの基音を設定する場所がないけど、 Pitch Quantize でピッチを修正する際の基準は 440Hz なのかな。ということで、バグ修正アップデーターを期待。
また、ヤマキ氏も指摘してたけど、 Pitch Automaion は負荷も高いみたい。なので、ミックスする前にピッチは修正した上でバウスンス(するか BUS で録り直すか)して使うといいかも。
V-Rack は便利なのかなぁ。よく分かんないや。