AKAI USB Electronic Wind Instrument EWI USB

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AKAI EWI USBAKAI USB Electronic Wind Instrument EWI USBを買いました。すいません、衝動買いです。凄く楽しいです。

以前、Trumpet をやっていたことから、豊かな旋律をとれるシンセモノには興味があったのですが、自分のバンドに Sax 担当がいたのと、運指を覚えるのがいまさら面倒だったこともあり敬遠していました。けど、 Trumpet や Sax など生楽器の音入れは面倒だし、 ブレスコントローラー+シンセサイザーは吹き疲れる割にイマイチだった経験があり、周期的に EWI は気になったりしていました。

で、満を持して登場した AKAI USB Electronic Wind Instrument EWI USB は理性を揺さぶる 39,800円という低価格。少々値引いてもらって会社の帰りに買いました。

さてこの EWI USB ですが、基本は MIDI USB コントローラーで、音源は 専用ソフトウェア音源の GARRITAN ARIA を使います。音色は このページの下部に書いてありますが、 Sax / Clarinet / Fulte / DoubleReed などの木管楽器、Horn / Trombone / Trumpet などの金管楽器系、Cello / Viola などの弦楽器系などの生楽器系音色がたくさん用意されており、それにピッチのあるパーカッション系、シンセサイザー系が収録されています。音色は82種ありますが、「実に豊富にある」という感じはしません。最低限が用意されているイメージです。なので、 EWI のいろんな音色が使い放題というイメージで買うとがっかりするでしょう。

とはいえそもそも3万円台です。高望み自体が間違っています。ハードウェアは上位機種の EWI 4000s(10万円弱する)よりは軽く若干短く作ってありますが、安い感じはしません。EWI 4000s が874g で EWI USB は610g 、軽い方がありがたいです。ラインアウト / フォンジャック / ヘッドフォン・アウト / MIDI IN OUT と豊富に端子が用意されている EWI 4000s に対し、EWI USB の作りはシンプルで USB ポートが1つです。あと、オクターブキーが 5oct になっている、ポルタメントスイッチがないなどシンプルに。

運指は EWI 運指をやってみましたが半音が面倒。ここは Trumpet の運指に似た EVI 運指をチョイス。C / C# のオクターブの切替えが面倒で頭と音が混乱してますが、こっちの方が覚えるのは早そうです。少なくとも運指表を見ないですみます。

ちなみに AKAI が初めて EWI を発売した当初は、 Trumpet プレーヤを対象とした AKAI EVI 1000 – Electronic Valve Instruments というモデルがあったんですよね。右手用の3つのボタンと左手用の何か回すスイッチがついたモデルで、ここに画像がありますが、一風変わったモデルです。 EVI 運指は右手の3つのバルブボタン+左手の位置関係(人差し指をタッチするか外すか)+オクターブキー(裏面)で表現します。少々難解ですが金管楽器をやったことがある人はこっちの方が向いているかもしれません。ストラップを着けなくても安定して吹けますし。

EWI USB は DAW からは USB コントローラーと EWI USB ARIA というプラグイン(ソフトウェア音源)に見えます。例えば、 Digital Performer だと、MIDI デバイストラック( EWI USB )と ARIA をインストゥルメントトラックとして立ち上げて使います。 EWI USB は出先を他の音源にアサインすればその音源が鳴る訳です。問題ありません。 ARIA を他の MIDI デバイスから鳴らすこともできます。

ARIA はそんなに重い音源ではない感じ。 XT Melodies という音色が気に入ってます。感情移入バリバリで吹いております。レコーディング中に運指を間違えれば MIDI トラックを修正すればよろし(笑)。外部音源も試してみたいのですが、ウィンドコントローラーの CC に対応している音色を作る必要があります。

さて EWI USB ですが、店員さん曰く Mac 環境の方が安定しているみたいです。「 Windows だとドライバによって使い物にならないんですよね」とのこと。やっぱり音楽やるなら Mac ですね。リビングでゆったり座って練習したいので、長い USB ケーブル買ってきます。



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波形研究所 所長

WAVEFORM LAB(ウェーブフォーム・ラボ) は音楽制作、デジタルライフ、イノベーションをテーマとするサイトです。

1997年、伝説の PDA、Apple Newton にフォーカスした Newton@-AtMark- を開設、Newton や Steve Jobs が復帰した激動期の Apple Computer のニュースを伝えるサイトとして 200万アクセスを達成。2001年からサイトをブログ化、2019年よりサイト名を WAVEFORM LAB に改称、気になるネタ&ちょっとつっこんだ解説をモットーにサイトを提供しています。

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コメント

  1. t4e より:

    おおっ、物欲満開ですね。
    先日、渋谷のベース専門店のショーウインドウでアップライトのエレキベースをまじまじと眺めていた自分を思い出しました。(苦笑)
    やっと拙宅もホワイト家族が2人になりました。息子が黒モデルを所有しました。いろいろ伝授してます。ちょっと楽しい。

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