M42 マウントはレンズの種類も多く選択肢の幅が広い。とりあえず3種類買ったのだが、CARL ZEISS JENA DDR TESSAR 50mm F2.8 M42 に続いて今回は INDUSTAR 50-2 50mm F3.5 M42 です。
旧ソビエト社会主義共和国連邦の INDUSTAR (ИНДУСТАР) のとにかく軽くて小さいパンケーキレンズ。シリアルナンバーから 1972年製造、2,000円強で入手。レンズ名称はキリル文字バージョン。
お値段手頃でガジェット感というか、現代のレンズにはまずない形状のレンズ。ヤフオクでも定番で、M42 の中ではヘリオスと並んで数が出てる、安く選び放題。旧ソ連が大量生産してガンガン世界に輸出してたことが分かる。ちなみにインダスターはテッサー(Tessar)、ヘリオスはビオター(Biotar)のコピーと言われてる。
絞りは F3.5-16 だが絞り値は無段階なのでリングをまわしたあたりの数字を前から覗き込んで確認する、絞りリングをまわしてもクリック感はない。最短撮影距離は 65cm なので、う、寄れない! というイメージ(笑)。ピントリングをまわすと絞りも一緒にまわってしまう謎の仕様(なので絞り値は前から覗き込むしかないわけ)。
正直、今までのレンズの中で一番失敗が多い(苦笑)。とにかく逆光には非常に弱く、光量差が激しいと絵が崩れる。かといって光と影の差がないと写真としては面白くないから、どうしたもんだろう。
ヘリコイドは長く、ぐるぐる回る。小さく愛らしい本体ながらピントリングを結構回せるのでピント合わせはやりやすい。失敗例をみると被写界深度、つまりピントが合っている部分が狭すぎる写真が多い。絞りがいい加減、ということなんだろうな、と思う。
野外は苦手だが屋内はイケるか。このレンズにも強烈な個性があるし、いかんせん軽いので予備として持ち歩いても全然苦じゃない。もう少し練習してみよう。以下、厳選した数枚をどうぞ。下の3枚以外は NEX-5T の撮って出しです。
以下のアルバムに、INDUSTAR 50-2 50mm F3.5 の写真を追加していきます。
コメント
参考になります。ありがとうございます。🐱
なかなか難しいレンズですね…