M42 マウントのオールドレンズの旅、3つ目は Asahi Opt. Co. Super-Takumar 55mm F1.8 旭光学工業株式会社のレンズです。シリアルから 1960年代後半、Ⅲ期型のレンズ。屈折率からレンズに酸化トリウムを使ったトリウムレンズを採用している放射線を発するレンズです。トリウムレンズ特有の黄色く発色しています。Radioactive なレンズということですね。
APS-C で 55mmm というのが実に微妙ですが、もう「見つめている」部分をそのまま写す、という距離感。最短撮影距離は 45cm 、寄れるようで寄れない。INDUSTAR 50-2 50mm F3.5 より明らかに使いやすいのに、今ひとつ思った写真が撮れない不思議なレンズ。おそらくこの 55mm という焦点距離が影響しているんだと思う。
まぁ、それは撮影の腕というか癖。レンズは素敵です。黄色いレンズですが、フィルムと違ってデジタルカメラはカラー補正をしてしまうし、これもオールドを感じさせない爽やかなレンズです。トリミングなしの SONY NEX-5T の撮って出しも含めておきました。
ここからは ティルトマウントアダプター を使ったティルトシフトなミニチュア写真を。
コメント