火曜日に買った CD の中で今週ヘビーローテーションだったのが 福富幸宏の EQUALITY 。3年ぶりとなったニューアルバムで、僕の好きなクロスオーバー風ハウス、フューチャーフュージョンあたりのサウンド。125BPM という気持ちのよいビートでまとめられているが、単なるダンスミュージックメドレーなどではない。1曲1曲聴き込める。凄く気に入っているアルバム。
「うーむ、 Rhodes がいいなぁ」と思ったら吉澤はじめが弾いている。もう、吉澤はじめは全部揃えそうな勢い(吉澤はじめは Sleep Walker メンバーということだけど、ソロアルバムの方が好き)。クロスオーバー風のサウンドにアナログシンセサイザーのアルペジオが絡む。前半のボーカル入りの楽曲もいいのだが、後半のフロアハウス風のインスト(09. The tambour / 10. Continuous function)には興奮させられる。通勤電車の中でアドレナリンが出まくりだった(笑)。
福富幸宏といえば、キーボードマガジンの2000年8月号に彼がブレイクビーツソングの製作過程を紹介した特集が載ったんだけど、非常に参考になった。「ドラムパターンだけでご飯がいただける」という感じで、目から鱗が落ちた。
MONDO GROSSO にクロスオーバーな雰囲気はもはや望めない昨今、福富幸宏、吉澤はじめ、Kyoto Jazz Massive あたりに期待するしかない。この分野は日本人ミュージシャンの作品の方が自然に聴くことができる。日本の「今」を反映し続けているんだろうか。同じ国に住んでいるんだなぁと思います。
ということで、ここらへんの音楽に興味がある人にはお薦め(もうチェック済みの人も多いと思うけど)。 N@Blog 経由で吉澤はじめのソロアルバムを買ってくれた人は多いんだけど、そんな人にもお薦めです。
コメント
Yukihiro Fukutomi – Equality (File Records:FRCD-126)
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本日は家でだらだらとした一日を送っていましたが、気楽な一日のBGMに福富幸宏のアルバムを選びました。DJとしても活躍していますが、やはりアーティスト色の強いクロスーオーバーな人です。タイトルは「Equality」、ここでは対等と言うよりも音楽…