moog、minimoog、CS80 のエミュレーターを作っている ARTURIA が新しいソフトウェア音源 ARP2600V を発表しました。本当に「 ARTURIA がまたやった!」と叫んだかどうかは知りませんが、またパッチタイプのシンセサイザーが復元されたようです。
正直、 ARP 2600 って知りませんでした。 ARP はパッチタイプのモジュラーシンセを数台出しているんですが、いかんせん電源が入ったものに触れたことがない。 ARP Odyssey や ARP Axxe、 ARP Quadra は実物を見たことがあるものの、音を出したのは Odyssey のみ。強烈に「不安定だなー」という印象しかありません。 ARP よりも Roger Powell の方が知名度が高いというか。
Idec の News Release によると、「その強烈、個性的なサウンドで多くのミュージシャンを魅了した」とありますが、どーなんでしょう(笑)。 ARP 2600 自体はモノフォニックの 3VCO シンセ。1972年に登場したみたいですから博物館もの。発売しているソフトウェア音源は全部シミュレートものという ARTURIA。 これも「みゅおーん」とか鳴るんでしょうか。ARP 2600V の音を早く聴いてみたいものです。
ARP 2600V は12月に出荷予定。動作環境にさらっと「Mac OS X: 256 MB RAM ; 1 GHz processor」と書いてあるあたりが凄そうですが。そうそう、前に紹介したサイトにもARP 2600 のベースサウンドのサンプルが掲載されていますよ。