MOTU DP 4.51 がリリースされました。メンテナンスリリースの割には興味をそそることがいくつか実現されているようです。
- Dynamic CPU Management
プラグインについて、アイドル時の CPU 負荷を低減することで、CPU のリソースを有効活用するというもの。DP に付属する純正プラグインが対象。サードパーティの AU プラグインも対応次第でこの機能の恩恵を受けるんでしょうか。 DP also provides Dynamic CPU Management for all third-party AU effects plug-ins. ということで、言い回しが微妙。アイドル時の負荷を軽減ということは、全エフェクト再生時の負荷はあまりかわらないんですかね。従来は、プラグインをパッシブ(というのか、アクティブじゃない状態)にするか、そのトラックをの Voice を none にすることで CPU 負荷を解放させましたが、これをオーディオデータが流れているか否かで自動的にやるみたいです。使い方によっては差が出そう。 DP 4.5 からダサくなった Performance ウィンドウもちょっと良くなっているような。 - Saving Bounce Settings & Multi Bounce
バウンスのセッティングを管理できるようになった。またバウンスのセッティングをバッチで流せるようになった。 - Marker locate numbers
マーカーが使いやすくなった(大雑把すぎる説明)。 Go To Marker キーストロークでジャンプもカンタンに。 - そのほか
★ Beat and Tempo Detection のビート、テンポ解析が速くなった。
★ Movie track の描写が速くなった。
★ Plug-in automation が最適化により編集面で軽くなった。
★ Hardware-accelerated plug-ins の CPU 負荷が改善。従来は立ち上げるだけで負荷がかかった。
★ Digidesign DirectMIDI のサポートを改善。
★ Audio メニューから使うエフェクトプラグインのプレビューを改善。
★ プラグインのプリセットの UI がよくなった。
★ AU プラグインについて BYPASS もオートメーションで切るようになった。
僕の環境では REX2 ファイルについて、 Adjust Soundbite tempo to sequence tempo コマンドで落ちる現象がありますが、これは修正されたのかな。
コメント
僕のところでは「録音済みオーディオをグルーブクオンタイズしようとすると、ビートアナリシスはできるもののテンポアナリシスの段階で落ちる」という現象がありました。これも直ったのか確認してみます。ところで、サードパーティのAUエフェクトプラグインでパラメータのオートメーションが出来なくなった(MASはOK。AUもApple純正は問題ないみたい)という現象はありませんか?ターゲットにリストアップされるのが何故か「Bypass」だけになっちゃって。結構ヘコんでます。(^^;)
ダウンロードにログインが必要になったんですね。48M もある。でかいなー。