Apple Soundtrack や Final Cut Pro では、通常のアプリではお目にかかれない、紫色の GUI が使われています。インターフェイスの要素の部分が、Mac OS X のデフォルトである AQUA に比べて細かく、シンプルに作られています。例えば、バーやポップアップ、ボタンなどが面積をとらないように「薄く」作られています。この GUI の動きがまた軽快で、AQUA を発表して Developer にあわせるように発表した後で、「なんか便利なのできちゃった」という感じで Apple が使っているのかなと想像したりします。
で、Digital Performer や Ableton Live などの DAW でおなじみの「波形やトラックビューをズーム(拡大/縮小)する」という操作があります。たいがい、虫眼鏡アイコンをクリックさせたり、+/- ボタンがスクロールバーの横にあったり、マウスをクリックホールドしたまま上下に動かすようなインターフェイスになっています。
で、この「謎の紫インターフェイス」には、このズーム機能を備えたスクロールバーが使われているんです。これがよくできてる。右図(クリックして拡大)がそれなのですが、スクロールバーの端が何かつかめる感じになっていて、ここをクリックして動かすと、波形全体が拡大/縮小されます。実に自然ですし、ツールパレットで虫眼鏡ツールを選ぶ必要もありません。とても便利です。
なんのことかわからない人は、Apple Loops SDK の Soundtrack Loop Utility を試してみてください。DAW を使っている人は「おおお、これ便利ー」となります。Logic は既にこーゆーインターフェイスなのかな?
Soundtrack Loop Utility もビートポイント( Apple でいえばトランジェント)を設定できるだけでなく、REX で吐き出せればいいのに(って、それって、ReCycle ?)。
コメント