teenage engineering EP-133 K.O.II のファームウェアアップデート OS 2.0 がリリースされた。こうコツコツとアップデートされる楽器は本当に嬉しいよね。低サンプルレートファイルのサポートもされていたみたい。
重要:低いサンプルレートのファイルに対応してた
EP-133 K.O.II のメモリ容量は 64MB だ。どう考えても大きな容量とはいえない。以前作った楽曲で意外にもフルに使っていて、新しいサンプルを入れるにはデータを入れ替えなくてはならないので、これが面倒だなぁ、と思っていた。
メモリの空き容量を稼ぐためにサンプルレートを下げたファイルを送ってみたりしたのだが、当時はサンプルレートが 46kHz/16-bit 固定で効果がなかった。この仕様、マニュアルをチェックしたら 低いサンプルレートのファイルをサポートするようになっていた。これでメモリをかなり稼げるようになった。これは嬉しい。
pro-tip! K.O. II now supports samples with lower than native samplerate. when transferring samples through the sample-tool the audio file sample-rate will be preserved if lower than 46875. good for saving space on your KOII and getting a lo-fi sound! this means you can fit approx 50 minutes of 11.025 kHz/16-bit mono into 64 MB!
K.O. II は、ネイティブサンプルレートよりも低いサンプルをサポートするようになりました。サンプルツールを介してサンプルを転送する際、46875Hz 未満のオーディオファイルのサンプルレートを保持したまま送りこむことができます。KOII のスペースを節約し、ローファイサウンドを得るのに適しています!これは、約50分の11.025 kHz/16ビットモノラルを64MBに収めることを意味します!
18MB くらい削減できた
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EP-133 K.O.II OS 2.0 Update ! – 低いサンプルレートのファイルもサポートしてたhttps://t.co/LPmLNfnx9x pic.twitter.com/95nFSBvQIU— 波形研究所 気になるニュース 🎹 (@waveformlab) April 16, 2025
EP-133 K.O.II – OS 2.0
EP-133 K.O.II – OS 2.0(Release note) の話。詳しい解説はマニュアル参照だが、概要は下記の通り。
- RESAMPLING:K.O.II または外の音源をサンプリング・エフェクト処理したサンプルを作成できる。
- SONG MODE:シーンを繋げ、より長くより構造化されたトラックアレンジを作成するソングモードを追加。
- HANDS FREE SAMPLING:ハンズフリーサンプリングをサポート。
- MIDI SIDECHAIN:サウンドによる別のサウンドの音量を制御するダッキングを追加、キックとベースグルーヴの制御に最適。
- INCREASED POLYPHONY:16モノラルまたは12ステレオボイスポリフォニーをサポート。
- LARGER NOTE INTERVALS:1/1、1/2、1/4 の音間隔をサポート。
- MIDI THRU:ミディスルーで 16台のデバイスをコントロール。
継続的にファームウェアや OS がバージョンアップされ、購入後も機能改善がされる楽器は本当に愛着が湧く。teenage engineering はとんでもなく高い楽器を製造・販売しているが、この愛らしい EP-133 K.O.II はたった 299ドルの楽器だ。ホント、素晴らしいサポートだと思う。
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