「Mac OS」の変遷–歴代バージョンを画像で振り返るという記事が。MacOS の懐かしい写真が掲載されている。
が、テックネタを追いかけるサイトにしては、ずいぶん歯抜けでいいかげんなバージョン紹介だとも思う。System 7 として紹介されているスクリーンショットは System 7.5.x だ。この頃のオペレーティングシステムは小数点第一位のバージョン差が結構あった。オペレーションシステムナンバーのインフレ懸念がささやかれる現代とは違って、昔はバージョン数がバンバン上がったりしなかったのだ。事実、System 7 が公開されたのは1991年で System 7.5 は1994年。次の MacOS 8 が登場する1997年まで、System 7.x は6年間に渡って使われたのだから(History of Mac OS : System 7)。
Mac OS の歴史を振り返るのなら、Newton OS の歴史も振り返りたいなぁ、と。「そのうちまとめてみようかなぁ」なんて思いながら、Newton OS のスクリーンショットを検索していたら、自分のものがヒットした。TimeTrax というアプリのスケジューラーのスクリーンショットだ。
あらためて比べてみてびっくり。今使っている Staccal そっくりだ。もちろん、カレンダーのビューだからデザインや構成が似ているのは当たり前なんだけど、Newton のスクリーンショットは 1999年の2月。今から15年前のものだ。凄いぞ、Newton。全く古さを感じさせないぞ。
もちろん画面の解像度も色数も違う。 Newton MessagePad 2100 の画面解像度は 322 × 482 で iPhone 5 は 640 × 1136 と面積で4.7倍違うし、Newton MessagePad 2100 はグレースケールだ。バックライトも「夜には点灯可能ですよ」というもので、見やすさも段違いだ。
でも、Newton と iPhone で1週間の予定を表示する情報量は大して変わっていない(1イベントあたり9文字くらいだろうか、しかもよく使うアプリにアクセスするためのステップ数は Newton の方が少ないぞ(笑))。15年たってデバイスの性能や機能は各段にアップしたが、表現力はさして変わってない。
まぁ、Newton が時代の先を行っていたんだろうなぁ、ということに。
コメント
どもども。Newton ユーザは熱くていいですね。あのマットな塗装が劣化してヤバい今日この頃です。なんか懐かしいな。
Newton懐かしいです。130では満足できず、MP2100使ってました。そして、Time Trax ! Newtonともども、あの手に馴染んだ感触が忘れられませんね。早速、Staccal落としてみます(^^)
Time Trax懐かしい!
もうAMP2100手放してますがσ(^_^;)