時は 2014年、いまさら新しい DAW もなかろう、と思ったのだが、ビデオを観て「なんか面白そう」と思った音楽制作システム、BITWIG STUDIO。2014年3月26日に Version 1.0 を発売予定のピッカピカの新品。これまたベルリンの若者が作っちゃった。ホント、ドイツは凄い。
Bitwig Studio はメジャーなプラットフォーム(Windows, MacOS X, Linux)に対応したイノベイティブな音楽制作とライブパフォーマンスに最適なシステム。従来のタイムライン・シーケンサーとノンリニアなクリップ・ランチャーを統合することで、より直感的なワークフローを提供。Bitwig Studio は、あなたが想像する音楽アイデアをカタチにするための唯一のソリューションとなるでしょう。
ということなんだけど、インターフェイスは Ableton Live の影響を感じます。通常のマルチトラック DAW のモードと、Live そっくりのパフォーマンスモードの双方を使える感じ。まさに「リニアとノンリニア」の双方を意識した作りになってます。
これは面白いなと思ったのは、オーディオクリップの扱い。オーディオクリップの編集が実に簡単そう。上の画面左の AUDIO EVENT に選択したスプリットショットのピッチやパン、リバースやオフセットなどのコマンドが用意されていて、リズムトラックに変化を付けたり、刻んだり、をリアルタイムに操作可能です。
いろんな DAW がある中で登場するだけあって、いろんなソフトのいいところ取りという感じ。将来、マルチユーザー・ミュージック・プロダクション(インターネットを経由して同じファイルを違った場所から複数ユーザーで共有した音楽制作が可能)を機能として用意しようとしているあたり、なんかソーシャル的ですね。
まぁ、個人的にはマルチプラットフォームである必要はないし、プラグインが VST のみだったり、本格的に導入しようとするには壁が高いですが、市場想定価格 41,000円(税抜)、クロスグレード版特別価格で28,700円(税抜)とのこと。昔、Ableton Live が登場した時はネットで一気に話題になって本当に一瞬の間に広がっていったのですが、あの時の Version 1.0 の楽しさを感じます。Live もややこしくなってしまって。
ということで期待しています。公式ホームページはこちらです。ベータテストやってるのか。使ってみたいな。
コメント
やっぱり元 Ableton のプログラマーが開発しているんですね。