2001年11月7日にサービスを開始した 関心空間 が昨日、サービスを終了した。10月に facebook を中心に、長く関心空間を運営してきたスタッフ、プログラマー、多くのファンで関心空間のお別れ会などが開かれた。
関心空間は今で言う SNS の先駆けとなったサービスだ。 2001年に7月にβ版としてスタート。メインプログラマーが Apple Newton 界隈で有名だったバスケ氏であったことから、Webサービスにアンテナが高いコミュニティに加え、PDA/Newton などデジタルガジェットに惹かれる人々が集まった。
自分が関心あるキーワードを登録すると、自分だけでなく他のユーザからも関連するキーワードへのリンクが構築され、自分の「関心」への理解が深まりまた拡張されるといった、「関心キーワードで人をつなぐ」サービスだった。Pinterest みたいだった、のかな(ちなみに Pinterest が登場したのは 2010年だ)。
関心空間のシステムを ASP として使うことが出来た 関心空間Group では、エッジの効いた「関心」が集まるコミュニティが多数出現した。また東急ハンズやファッションブランドなどとのコラボサイトもあった。
個人的にも関心空間はβテストから参加した印象深いサービスだ。自分の仕事でも関心空間のシステムをなんとか組み込んだサービスを展開しようと奔走した思い出もある。人生あと何回こんな素敵なサービスに出会えるのだろうか、と思いますよ。15年間、本当にご苦労様でした。
………..。
さて、Apple Newton クラスタのみなさん。覚えてます? Newton 空間 。構成員は70名を超え(募集人員に制限があった)、日本国内の Newton の情報や活動が克明に記載していたあのサイト。
コンテンツをこっそりサルベージしてもらったので置いておきました。
残すべき歴史がそこにある、ということで。
コメント
Newtonの情報集めで訪れてましたね。
NewtonAtMarkや若旦那の。。とか、このころのWeb巡回していた方のWebへは、今も継続してみてたり、新宿のtheNewtonShopもPX StoreからAssistOnになってもお店に寄ってみたりと、このころに関わっていた方々の影響は計り知れません。
懐かしいですね。情報発信にもっと価値があった時代だったというのもあると思います。あの時代に WordPress や Facebook があったらムーブメントももっと大きくなっていたかも。