Apple の新製品、Apple iPad mini(6世代)の実機が届いたので一応、レビュー。
購入したのは iPad mini 512GB Wifi モデル、色はスターライトだ。発売直後に予約を行い、発売日の9月24日の午前中には到着した。さてさてどんなものか。
後日談もあります。
iPad mini 6世代のレビュー
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— 波形研究所 気になるニュース😃 (@waveformlab) September 24, 2021
まぁ、いつものシンプルで美しい箱を段ボールで梱包して送られてきた。この梱包段ボールがよく出来ていて、ふたを開けると開ける力で中に入っている iPad mini の箱を「グイン」と押し上げてくれる、。取り出しやすい。凄い。さすが新世代の iPad mini。箱を開けるだけで感動を呼んでくれるぜ。
外観
まずは外観から。購入したのは新色「スターライト」というものだ。ホームページの画像だと少しクリームがかった柔らかなホワイトに見えるが、実物は「シルバー」という感じ。そんなにクリーム色っぽくない。「ん、シルバーじゃん、普通の」という感じ。別途オーダーした iPhone 13 Pro もシルバーにしたので揃えた感じだったんだけど、ゴールドにしちゃえば良かったか。まぁ、ケースに入れると気にならないからいいっか。
従来の iPad mini のサイズは、203.2mm × 134.8mm × 6.1mm というものだった。新モデルは 195.4mm × 134.8㎜ × 6.3mm になった。ほとんど変わらないサイズなのだが、所有している iPad mini(初代)と比べると明らかに縦が小さい。のに、持ちやすさは初代の方が持ちやすい感じだ。なぜか。
ご存じの通り、新モデルはボタン式の Touch ID が iPad Pro や Air よろしく上部の電源ボタンに統合され、フロントパネルからは姿を消した。ベゼルは極小とはいかないが、従来モデルからすると明らかに小さくなった。結果、なんか持ちにくいのだ。
これはあくまで「慣れ」の問題で、どちらがいいという話ではないのだが、側面が曲線を描いていたボディデザインが上位モデルのように角ばったことも相まって、なんか持ちにくい。試してみると、従来モデルはベゼル部分をがしっとつかんで持ち上げていて、横表示の場合は左手でベゼル部分をつかんでホールドするようにしていた。
横表示の時は気にならないが、さっと手に取るときにちょっと緊張している。。まぁ、ケースに入れると気にならないからいいっか(再び)。
ディスプレイは 7.9インチが 8.3インチと従来モデルより大きくなった。万歳。最高だぜ。でも新しいディスプレイ、少し暗くないか。気のせいか。
データ移行
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— takefumi_s (@takefumi_s) September 24, 2021
Android と違って、iOS / iPadOS デバイスのデータ移行は簡単。新しい iPad mini の電源をオンにし、移行したいデバイスのそばに置くだけだ。箱から取り出した段階で充電も完了しているので、すぐにデータ移行に移れる。今回は iPad Air のデータを移行した。
データ移行は iCloud バックアップを経由する方法と、直接デバイス間の通信で移行する方法の 2通り がある(母艦にバックアップしてデータ移行する方法を入れると 3通りか)。話題になっているが、旧デバイスのデータを一旦、iCloud に保存する際はデータ容量は契約ストレージ容量を超えていてもバックアップしてくれる。7日間は有効だ。
今回は iCloud を経由して移行することにした。Bluetooth 通信経由よりも速かろう。さてこのデータ移行、母艦にデータをバックアップして復元する方法と違って、クセがある。完全データ移行ではないんだよ。
- アプリは完全に移行 してくれる。現在入手できないアプリは移行されないが、現存するアプリはちゃんと移行してくれる。
- アプリのデータは iCloud にバックアップできるデータのみ移行 する。これが少々曲者だ。
- Apple 純正のアプリのデータは一部を除いて移行してくれる。メモやカレンダー、連絡帳などのデフォルトアプリは iCloud と連携しているので問題なく移行する。また、写真など iCloud に同期していないデータがあっても、もちゃんと移行してくれる。
- そのほかのアプリは iCloud にデータを保存するタイプは同様に問題ない。しかし、AppleTV のライブラリにある映画データは対象外だ。
- アプリの認証データは移行されない。再びアプリでログインしなおす必要がある。よって、電子書籍データなどは再び端末へのダウンロードが必要だ。これは正し仕様で、端末と紐づいたコンテンツデータを勝手に移行して他の端末で使えるのはよろしくない。が、コンテンツデータだけ持って行ってくれてもいいような気はするが。
- ウォレットに登録したクレジットカード情報は移行してくれる。が、クレジットカード類はセキュリティナンバーの入力と規約同意が個別に要求される。
データ移行はこんな感じ。
付属品
例のごとく、Apple マークのシールと、ACアダプタ・USB-C ケーブルが付属する。アダプタの形状は従来のものと違う感じ。最近はこんなんなの?
使ってみた感じ
まず、スピードが劇的に速い。6コアの A15 Bionic は伊達じゃない。iPad Air と比べるとディスプレイが小さいこともあるので、バシバシ動く感じがするのだが、実際、アプリの起動も速い。メールのフェッチなど通信まわりも画面反映が速くなっているので、通信速度まで速くなったように感じられるほどだ。
新しい Touch ID
まぁ、これは iPad Pro / Air などで採用されているものだけど、ボタンに指を置く感じであって、指をスライドさせるのではない。縦・横双方で使うので、右手の人差し指と親指を登録すると良い。左利きでも同様だ(ボタンが右上・右側なんだから)。
USB-C
アダプタ関係は Lightning が中心なんだけど、MacBook の USB-C アダプタを使ってみた。USB-C アダプタに SDカードを挿入してファイルアプリを起動してみると、自然に SD カードを認識 してくれている。おう、使えるじゃん。アダプタ経由の充電も問題なし(MacBook の ACアダプタで充電もできる)。HDMI表示も問題なしだ。グレイト。
ちなみに USB-C アダプタに Apple Magic Keyboard を接続したら、すんなり使える。こいつはいい。
そして我が家には USB-C → USB-A ケーブルがないことに気が付く。どうやって iMac と接続すればいいんだ?
日本の環境には最適な iPad mini
最近電車に乗る回数もめっきり減ってしまったのだが、昨日電車で園地の出張があったんだけど、iPad mini を使っている人が結構いる。特に早朝だったこともあるのかもしれないけれど、やはり通常の iPad を電車で取り出すのは面倒だ。また、仕事においても、パソコンと iPad の双方を持ち歩くケースはほとんどないが、パソコンと iPad mini のセットは結構みかける。
パソコンと一緒にという話では、iPhone でもいいんだろうが、やはり画面が小さいし、ブラウザなどは一度に表示できるコンテンツ領域が全く違う。iPHone アプリと iPad アプリは実機の画面サイズ起因ではなく、アプリの表示仕様が異なるのだ。その点、ネットでは iPad mini を買うくらいなら、iPhone Pro Max でいい、というコメントを見かけるが、彼らは iPad を知らないのだろう。
iPad mini は Apple Pen にも対応しているが 2世代モデルが対象だ。個人的には後回しにした。iPad Air で Apple Pen を使う時があるが、頻度は少ないから。
さて現状、iPad mini の問題は ケースが出揃っていない ことだ。Apple の iPad mini(第6世代)用Smart Folio は税込 7,480円もする。いくらなんでも高過ぎだ。アマゾンでもぽつぽつとケースは出てきているが、まだデザインを選べる感じではない。
コメント
最近のACアダプターはこのような形状ですね.iPhoneになるとアダプターすらありません.コンセントに刺す部分は折り畳みできないので,Anker Nano IIの45Wがあると良いです.