KORG Gadget for Mac(KORG Gadget for Mac レビュー : カンタン楽しく音楽制作が身近になる DAW アプリ)の最初のバージョンアップ、KORG Gadget for Mac 最新バージョン 1.1.0 をリリース!さらに、無料のライト版 KORG Gadget Le for Mac も登場です。
KORG WAVESTATION 再現ガジェットを追加
Mac版 1.1.0 では予告されていた WAVESTATION を再現した KORG iWAVESTATION の Gadget 版、Milpitas(カリフォルニア州はミルピタスから)が付属します。ガジェットの音源はすべて都市名がついていますが、他の DAW からプラグインとして呼び出す際にはホント、分かりにくいです。
29,800円する KORG Gadget for Mac 、無料で使える Lite 版 KORG Gadget Le for Mac が発表されました。KORG Gadget Le for Mac はガジェット数が標準で5つ、トラック数も標準で5トラックまで。コルグ社製の MIDIコントローラー/インターフェイスと接続することでこれらは8つまで拡張できるよう。標準版との機能比較は KORG Gadget シリーズ比較表 を参照のこと。
KORG Gadget は「買い」なのか?
KORG Gadget for Mac のフルバージョン、確かに高いですよね。Logic Pro X が 23,800円ですから。
個人的には「DAW の音源用途に」「シーケンサー部はいらないなぁ」と思いながらフルバージョンを買いましたが、KORG Gadget だけで音楽を試しに数曲作ってみたところ、「確かに簡単で分かりやすいなぁ」と感心しています。自分はメインは MOTU Digital Performer / NI MASCHINE ですが、曲をガンガン作るには KORG Gadget の方がスピードが早い(実際、短期間で数曲作りましたもの)。
KORG Gadget だけでは出来ないことも多い。マスタートラックにフェードも書けないし、使えるエフェクトも限定されてる。16小節以上のパターンが組めないし、オーディオサンプルやループを読み込んで使うのにも難がある。曲を組み上げるのは得意でも、仕上げるには向いてない。
でも、「Gadget だけでどこまで作れるか」という箱庭的面白さがあるし、やはり「カンタンは強い」ですよ。
音楽を、DTM をこれからやってみよう、って人が値段だけみてで Logic Pro X とか買うと本当に悲惨なことになると思う。フル DAW は出来ることも多いけど、シンセのフレーズを1つ足すにも MIDI トラックとシンセトラックを追加してルーティングアサインしてとか、エフェクトプラグインのオートメーションも事前にコントロール設定してとか、毎日使っている訳ではない素人からすると、いろいろ忘れてて、まぁ大変。曲を試すためにいろいろ覚えることが多すぎる。
KORG Gadget は制約多いけど、カンタンが一番だ。思いついたらガンガン入力、モチーフをたくさん作って、パターンを組んで、構成を吟味して、トラックメイクする。いいですよ、ホントに。KORG Gadget で作って DP にオーディオで持って行く、くらいが便利なのかも。
10,000円引きとなる発売記念セールは延長されましたが、それも 2017年5月31日(水)までです。まぁ、悩んでくださいまし(笑)。
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