Update – 2023年度版を公開しました!
昨年、ウィークリーフリーフォーマット の手帳こそがビジネスマン、特にマーネージメントを行う人に最適である、と書いた(2017年の手帳 : マネージャーに薦めたいウィークリー “フリー” フォーマット)。ウィークリーフリーフォーマットとは、スケジュールが週単位で、加えてフリーな記述エリアがあるフォーマットのことだ。
スマートフォンが普及した現在、手帳の役割は打合せや顧客訪問等の「予定の管理」から、「タスクの管理」に焦点が移っている のだ。
自分のことだけでなく、部下のマネジメントにも追われるマネージャーに薦めたい
ビジネスマンのパフォーマンスを決定付ける要素は (最適な)タスクを立てる、タスクの優先順位を整理するプロセス であり、決してタスクそのものの実行ではない。通常、タスクは時間的な幅があり、その実行は重要度による優先順位付けにより評価・決定される点が、従来の手帳に書き込む「予定」とは大きく異なる。
日々膨大なタスクが流れるビジネス環境を生き抜くには、ただひたすらにタスクをこなすのではなく、優先順位やタスクの〆切を「見渡す」ことがポイントであり、それにはウィークリーでかつ自由記入部が多い「ウィークリーフリーフォーマット」が最適であり、このフォーマットを展開する手帳が増えてきている、と実感している。
昨年の記事 へのアクセスが高いので、ウィークリーフリーフォーマットの啓蒙の意味合いも含め、18年度版の商品紹介をまとめておいた。昨年の記事 を読んだ上で本記事をチェックして欲しい。
ラ・アプス
ここ数年使っているのがラ・アプスの手帳。サイズは持ち歩くにもかさばらないちょうどいい大きさ、紙質が抜群で万年筆で書いても裏うつりしないのがいい。サイズ展開は細かく、自分にぴったりのものを選べる。
このメーカーの手帳サイズは少し細かい。使っていたのは B6 と A5 の中間サイズの C5 。正直、タスクメモを書き込むのに B6 では小さいように感じる。現在の手帳でもタスクを1ページに2列で書くのだが、正直これ以上サイズが小さくなると2列は難しい。そして A5 ではデカい。この微妙なラインに複数のサイズを当てているのが実にいいです。
2018年度版は11月始まりのものが出ており、一挙に選択肢が増えた。嬉しいね。今年もラ・アプスにするよ!
エイ出版 ES ダイアリー
「趣味の文具箱」を発行するエイ出版のESダイアリー。ウィークリーノート式を選ぼう。デザインは今年もシンプル。2018年度版は1月始まりとなるようだ。サイズは A5、A6 と B6変。フォーマットもいいし、ばっくり開く作りもいい。個人的にはラ・アプスに比べて遊び心が足りない気がするが、シンプルな手帳が好みの人にはオススメ。
ユナイテッドビーズのダイアリー
読みやすいカレンダーで人気のユナイテッドビーズ。ウィークリー フリーフィールドを選択する。ウィークリースケジュールが縦型と横型がある。バリエーションがあるので選んでくれたまえ。
このページは新製品情報が出次第、順次アップデートしていくのでチェックよろしく。アップデート履歴はコメントに書いておきますね。
—- 2017/11/23
コメントや Twitter にも書きましたが、今年度のラ・アプスは紙質が変わってます。従来より薄くなったことから LAMY などの万年筆で書くと裏抜け(裏写り)します。
紙質が変わった #ラ・アプス の手帳。上が2017年版で下が2018年版。紙が薄くなっているので LAMY のブルーブラックだと、ざっくり裏抜けする。 #手帳 #手帳選び pic.twitter.com/OSyRX4GC6g
— 波形研究所 気になるニュース? (@waveformlab) 2017年11月22日
紙が薄くなることは重量も軽くなることであり、女性にはいいのかもしれませんが、これでは使えない。ということで、 ES DIARY を書い直しました。万年筆派の人はご注意を。
裏移りがほとんどないセーラーの顔料インクに変えました!参考にしてくださいね。
コメント
ラ・アプスの手帳、紙を替えましたね。少し薄くなった?LAMY ブルーブラックカートリッジで裏写りします。困った。