Chick Corea Elektric Band / To The Stars を買いました。日本版先行販売されており、現在入手可能です。 L. Ron Hubbard の To The Stars という SF 小説にインスパイアされて作曲された楽曲集で、書籍の Soundtrack という感じ。楽曲が対応するページまで記載されています。
Chick Corea Elektric Band がオリジナル(2次)メンバーで復活ということで、ファーストやセカンドの CCEB のサウンドを期待してしまいましたが、今作はまぁ、よくも悪くも Chick Corea Electric Band です。感じとしては後期の発展系であって、シンセがバリバリに鳴っているという感じではありません。 Chick Corea ファンとしては押さえるべき作品でしょうが、まぁ、微妙かな。
クレジットを見ると、 Chick Corea は Logic ユーザなんですね。ソフトシンセも使っているようで。使用しているコンピュータも PowerMac 2台に PowerBook とやっぱり Mac が音楽製作に大活躍のよう(プロバガンダ)。
さて、Chick Corea Elektric Band としてお薦めしたい作品をあげておきます。
- Chick Corea Elektric Band : エレクトリック満載のファーストアルバム。歴史的アルバムで押さえておくべし。同時期に行われたライブ映像も見つけたら即ゲットだ。
- Light Years : 本作から本格的に SAX が加入。FM音源サウンド爆発。 SAX / GUITAR / SYNTH のソロが入り乱れる曲多し。買って損なし。
- Eye of the Beholder : エレクトリックサウンドを極めた Chick Corea Elektric Band はいよいよアコースティックピアノの導入を決定。シンセサイザー的な音色から、サンプラーを多用したモダンなエレクトリック+ピアノというこれまた究極のバランスを表現。本作が CCEB のピークだったと思う。これ以後の作品は「既にすべてやり尽くした」感があるように思える。
コメント
「TO THE STARS」 1曲目はモロR.T.F.
一曲目、新星堂の視聴機の前でマジで身を乗り出した。
そしてのけぞった。
こりゃぁ、本気でR.T.F.(リターン・トゥ・フォーエバー)の再来ではないか!
「第7銀河の讃歌」を髣髴とさせるバリバリのユニゾン合戦!
「ここで聴くのはもったいない!」とばかりにCDを手�…
やはりあのアフロがまずいんでしょう(笑)。>レーザーディスク
そうですね。Inside Out がスパニッシュ風になったというか。僕もファーストアルバムが好きです。ライブのレーザーディスク(ビデオも出てたはず)のキングコックローチにはぶっとびました。あのビデオを見て KX88 を買ったんですが(笑)、ピアノ鍵盤であのシンセソロをプレイするとは。エンディングもかっこいいし。 Weckel がドラムをシンセドラムにスイッチするシーンもいい。あの DVD が出たら買い直しますよ。
TimeWarp のレーザーディスクも持っているんですが、あのアルバムは楽曲がいいですよね。地味なアルバムなんですが。
始めまして、かなり前(MP2100を所有していたころ…5年以上前?)から楽しく拝見させていただいています。
私もElectricBand大好きで、今回の新譜も買いました。感想は…やはり同じです(^^;)。もう少し聞き込めばいいのかもしれませんが、過去の作品としてはInside Outあたりが一番近いのではといます。ElektricBandIIIも近いかも(でも、Light YearsやBeneath the Maskはポップすぎる感じ)。
個人的には、こういう「大作」といった感じのものより、Firstあたりのフュージョンっぽさが好みです。
しかし、複雑な曲が多いですね。あれを暗記するだけでも尊敬します。
最初のライブのレーザーディスク、私持ってます(^^)。あれは最高!Got A Match?は本当にぶっ飛びます。Cool Boogieのスコット・ヘンダーソンのソロも最高!でも、どうしてDVDにしてくれないんだろう。スコット・ヘンダーソンが変だから?(笑)