KORG RK-100S – コルグのショルダーキーボードの血脈、今度は美しい木製ボディで登場

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KORG RK-100S 2

KORG の新製品ラッシュ、今回紹介するのは KORG RK-100S 2。日本で言うリモートキーボード・ショルダーキーボード。海外では Keytar(キーター)と呼ばれてますね。

KORG のショルダーキーボードの血脈 RK-100 シリーズ

KORG RK-100
1984年に販売が開始されたショルダーキーボード RK-100。初代の RK-100 はギターのように重く、キーボードもベロシティにすら対応していなかった。プリセットを切り替えるスイッチ、キーボード(41鍵)、モジュレーションホイール、ピッチベンドホイール、あといくつかスイッチがついているが、なんといってもスタイリッシュなデザインが最高だった。

RK-100 は 1984年当時に購入していて高校の頃に使っていた。ホワイトボディにテーピングしてゼブラ模様にしたり(笑)。前年に POLY-800 を買っていて、これも肩からぶらさげて弾ける機種。大学に入ると YAMAHA KX-5 を購入。ピッチベンドとホールドボタンがいい位置にあって、今だにライブの際に活躍している。「キーボードはぶら下げて使うもの」だよ。

KORG RK-100S

2014年に再発されたのが RK-100S。鍵盤はスリム鍵盤 37鍵に圧縮されたもののベロシティ・アフタータッチにも対応し、なんといってもの専用の音源システムとボコーダー(とエフェクト)を搭載。単体でプレイできるようになった。

また非常に長いピッチベンドコントローラーをキーボードの下部に搭載しており、キーボードの演奏上に必要な機能を満載した機種となっている。外観は RK-100 を引き継いでいるものの、コンパクトになり重要も 4kg と取り回しがよくなった。

残念ながら販売をすでに終了している機種で、ライブでも意外に使っている人をみかけない印象があった( Roland や YAMAHA に比べて)。

RK-100S をバージョンアップした RK-100S 2

KORG RK-100S 2
今回バージョンアップした RK-100S 2 は RK-200 とならずに「2」が付いたあたり、前モデルの再発という印象。ただ、重量がさらに軽量化され 3.15kg になっていたり、音色にソロとして使える音色を追加している。

ボディデザインも新たに開発されたものとなっている。今回は木目模様となり トランスルーセント・ブラック(BK)、トランスルーセント・レッド(RD)の2色が用意されている。木目調ではなく木材を使用しており、おそらく 木材ボディを全面採用する初のキーボードだと思う。まさしく対抗するはギターだ。

KORG RK-100S 2

Roland の AX-Edge ほど見た目のインパクトはないが(これはあり過ぎ。ロックやヘヴィメタルでしか使えないよ、高校の頃だったら間違いなく買ってるけど)、演奏に反映できる2つのピッチベンドなどコントロール系など、高い表現力を持つキーボードだと思う。

キーボードパートって、ロックやポップスをやるバンドでは地味になりがちじゃない? ライブでキーボードを演奏する人はぜひ RK-100S 2 を使って、観衆にアピールして欲しい。

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波形研究所 所長

WAVEFORM LAB(ウェーブフォーム・ラボ) は音楽制作、デジタルライフ、イノベーションをテーマとするサイトです。

1997年、伝説の PDA、Apple Newton にフォーカスした Newton@-AtMark- を開設、Newton や Steve Jobs が復帰した激動期の Apple Computer のニュースを伝えるサイトとして 200万アクセスを達成。2001年からサイトをブログ化、2019年よりサイト名を WAVEFORM LAB に改称、気になるネタ&ちょっとつっこんだ解説をモットーにサイトを提供しています。

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