ローランドが Roland Boutique に新しいシンセサイザーを追加した。なんと JD-800 / JX-8P をミニサイズに再現した JD-08、JX-08 だ。Roland Cloud 版がリリースされているので、「もしかして」と思ってたんだけど、双方ともパネルが巨大なシンセサイザーなので「まぁ、気のせいか」と決めつけていたんだけど、なんと実現しちゃいました。
執筆中ですが、夜に用事があるので出しちゃいます。
JD-08 – あの巨大な JD-800 を Roland Boutique に詰め込んだ
時代的には JD-800 の方が後なんだけど、やはりルックスがイカしている JD-08 から。
JD-800 は 4レイヤーのシンセサイザーモジュール、108種類の波形によりファットで複雑に変化する音色が特色。JD-08 はオリジナルJD-800 から64種類のプリセットを持ってきているようなので、RolandCloud 版同様、実機をかなりの精度で実現しているようだ。
オリジナルは24音ポリだったんだけど、JD-08 は4音ポリなのかな(スペック表ではシーケンスのところに表記があるんだよ)。ちょっとここが気になるのだけれども、あの JD-800 を詰め込んだようなルックスがもう最高。お値段は 5万円ちょっととリーズナブル。
え、これホント?128音ポリ?
マニュアルなんだけど。 pic.twitter.com/mdAgpxRnUw— 波形研究所 気になるニュース😃 (@waveformlab) 2021年11月9日
SP-404mk2 を予約してなかったら、絶対にこっちを買ってたよ(笑)。
JX-08 – JX-8P と専用エディタインターフェイス PG-800 を再現
一方、JX-08 は JX-8P とこれまた巨大な鉄板のようなシンセサイザーを再現している。
膨大なパラメーターを数えるしかないスライダーで操作するという無茶苦茶なアナログシンセサイザー。KORG POLY-800 もそうだけど、YAMAHA DX-7 の影響か、プリセットとモードを選択するボタンのみをボディに配置し、パラメータを呼び出してバリューを指定するという当時の流行に乗ってしまった機種。
案の定、専用エディタインターフェイス PG-800 が用意された。考えてみると、この頃からシンセサイザーの音作りはスタジオでやって、ライブではそのプリセットを鳴らすだけ、というスタイルが定着したのかもしれない。シンセサイザーが、より鍵盤楽器に近づいたことで、演奏に集中するアーティストが大半になり、リアルタイムでノブやスライダーを動かして「みょーん」とかやる人が少なくなった時代なんだろう。
JX-8Pはアナログと書いたけど、安定感のあるデジタルコントロールのオシレーターをボイスごとに 2機搭載した DCO 機だったんだよね。6音ポリだったそう。
「デカいな!」という印象だけで、あまり音色に覚えがないんだけど、SoundCloud のデモがあるので聴いてみてくださいな。
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