Native Instruments の MIDI キーボード、Kontrol S-Series の新モデルが発表・発売されたが、初代の KOMPLETE KONTROL S シリーズ mk1 のサポート終了が発表されている。
Komplete Kontrol SシリーズMK1キーボードのソフトウェアサポート終了に関する注意事項
KOMPLETE Kontrol S mk1 をプロダクト登録しているユーザには個別に案内のメールが出ていると思う。文面は、Komplete Kontrol S series MK1 keyboards End Of Life にも掲載されている(日本語版)。
弊社は、Komplete Kontrol SシリーズMK1キーボードコントローラのソフトウェアサポートを、2023 年10月12日を以て終了するという難しい決断を下しました。
Komplete Kontrol 3.0のリリース以降、将来のNIソフトウェアリリースはMK1と互換性がなくなってしまいますので、10月12日にバージョン3.0がリリースされた際は、バージョン3.0にアップデートしないでください。
MK1キーボードは、Apple SiliconおよびVST3サポートを含むKomplete Kontrol 2.9 (またはそれ以前) で引き続き使用できます。 ただし、Komplete Kontrolの旧バージョンは今後保守されないため、コンピュータのオペレーティングシステムの将来のバージョンでサポートされるかどうかは保証できません。
新しい革新的な製品や機能の構築にリソースと開発努力を集中するために、MK1などの旧製品を廃止する必要がある場合があります。今回の場合、我々の決定は新しいMK3キーボードの発売と同時に行われました。MK3では、多大なチームリソースを必要とする多くの新機能を備えた次世代ソフトウェアを導入しています。これは、旧バージョンを維持する作業を続けることができないことを意味します。
ポイントは、10月12日リリースの Komplete Kontrol v3.0 にアップデートしないで という部分。ハードウェアサポートは保証範囲である場合はその保障内容のサポートを受けることができる。
Komplete Kontrol v3 ではハードウェア設定から mk1 世代のキーボード設定(ピッチベンドやスプリットなど MIDI キーボードとしての設定)が行えないようになっている(でも鍵盤としては普通に動作する)。
自分はこの mk1 を使っているのだが、Komplete Kontrol v3 にアップデートしてしまった(苦笑)。そういうせっかちな人は、日本語版ページにあるリンクから Komplete Kontrol 2.9.4 をリインストールすれば良し。この v2.9 は Apple Silicon 対応も含まれているので、最新のソフトウェアサポートが終了するといっても、あまり気にせず長く使えるのではないだろうか。
個人的には、最新の Native Instruments Kontrol S-61 mk3 はちょっと高い気もするけど、鍵盤を弾く人には最適なのでは?と思っている。やはり、MIDI キーボードは長く、かつ頻度高く使うものだし、ハードウェアも利点を活かす意味でも、NKS 2 もノブもメリットが高い。
ただ、YAMAHA MONTAGE M7 のホワイトモデルが出たら買おうと思っているので、マスターキーボードの更新はしないつもり。しばらく手元の KOMPLETE KONTROL S61 mk1 をしっかり使っていきます。
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